「leeswijzer 開設10年目」

今日2015年1月9日は,ワタクシの本録〈leeswijzer〉のブログ開設以来ちょうど10年目に当たる.本録開始の2005年1月9日の日録には次のように記している:


日録に散在する【本】の情報(新刊・古書を問わず)だけをピックアップして,“はてな”に置くことにしました.せっかく日録でメモしたのに,買わないまま記憶から消え去った本がどれほど多いことか.新刊・古書に関するきわめて selfish な備忘録として〈leeswijzer〉を公開します.この〈leeswijzer〉はもちろん〈日録〉とは姉妹群関係にあります(内容的には明らかに祖先子孫関係にあるのだが).とりあえず,今年の元旦からのコンテンツを置きました.※「leeswijzer(蘭)」とは「ブックマーク/読書目録」のこと.dagboek が「日録」なら,leeswijzer は「本録」.

極私的な書誌目録づくりの精神は10年が経過した今も変わっていない.ワタクシ的には個人用の書誌データベースとして本録は日々の活動にとって不可欠の存在になっている.個人的な関心ベクトルに沿ってずっと蒐書してきたので当然なのだが,本に関する調べ物をするときは真っ先に自分の本録を検索するのが “最適ヒット率” が高い.

何事も10年続ければ存在感をもってくる.中断せず続けることに意義がある.ひとつのことを長続きさせる「秘訣」は何か? それは「深く考えないこと」に尽きる.自分の「一部」として組み込んでしまえばOK.構えることなく自然体.最初の第一歩を踏み出したら,あとは “離陸” してから “水平飛行” するまでの期間だけ操縦に気をつける.その後はほっといても大丈夫.ワタクシの本録やこの日録はそうやって10年以上書き続けてきたし,EVOLVE や BIOMETRY メーリングリストだって気がつけば開設以来もう20年を越えている.

【結論】意義があるから長続きするのではなく,長続きするから意義がある.