『メタヒストリー:一九世紀ヨーロッパにおける歴史的想像力』目次

ヘイドン・ホワイト[岩崎稔監訳]
(2017年10月20日刊行,作品社,東京, 703 pp., 本体価格6,800円, ISBN:978-4-86182-298-8版元ページ


【目次】
[日本語版序文]ようやく! そして,メタヒストリーを再考することの意味について 9
[四〇周年記念版への前書き]「きみが手にしているすべてが歴史だ」(マイケル・S・ロス) 13
四〇周年記念版への序文 35
一九七三年版への序文 41

 

序論 歴史の詩学 49

第I部 受け入れられた伝統 —— 啓蒙と歴史意識の問題

第1章 隠喩とアイロニーのはざまの歴史的想像力 113
第2章 ヘーゲル —— 歴史の詩学アイロニーを超える方法 165

第II部 一九世紀の歴史記述における四種類の「リアリズム」

第3章 ミシュレ —— ロマンスとしての歴史的リアリズム 237
第4章 ランケ —— 喜劇としての歴史的リアリズム 277
第5章 トクヴィル —— 悲劇としての歴史的リアリズム 319
第6章 ブルクハルト —— 風刺劇としての歴史的リアリズム 373

第III部 一九世紀後期の歴史哲学における「リアリズム」の拒否

第7章 歴史意識と歴史哲学の再生 425
第8章 マルクス —— 換喩の様式における歴史の哲学的弁護 443
第9章 ニーチェ —— 隠喩の様式における歴史の詩的弁護 509
第10章 クローチェ —— アイロニーの様式における歴史の哲学的弁護 575
結論 649

 

[日本語版解説]メタヒストリーとはいかなる問いなのか?(岩崎稔) 661
参考文献一覧 [690-679]
索引 [701-691]
翻訳者紹介 [703-702]