『進化という謎』

松本俊吉

(2014年3月20日刊行,春秋社[シリーズ〈現代哲学への招待〉], 東京, xii+388+20 pp., 本体価格3,600円, ISBN:9784393323540版元ページ

【目次】
まえがき i


第1章 進化論と哲学 3

 1. 疾風怒濤の一九七〇年代 3
 2. 「遺伝的決定論」の問題圏 37
 3. 「遺伝子と環境の相互作用」という言説 56
 4. 進化における偶発性 79
 5. 生物学と物理学の関係 113
 6. 生物学的説明の固有性 —— 歴史性・目的・機能・デザイン 120

第2章 適応主義をめぐる論争 143

 1. 適応主義論争前史 144
 2. 宣戦布告 162
 3. 適応主義からの反撃 202
 4. 哲学的調停 232

第3章 遺伝子の目から見た進化 249

 1. 説明的適応主義から利己的遺伝子説へ 249
 2. 対立遺伝子選択説とその批判 262
 3. ヘテロ接合体優位の事例に基づく対立遺伝子選択説批判 277
 4. ドーキンス陣営からの反論 297
 5. 本章のまとめと補遺 340


註 351
あとがき 383
参考文献 [13-20]
事項索引 [5-11]
人名索引 [1-3]