『鵼の碑』読了

京極夏彦
(2023年9月14日刊行,講談社講談社ノベルス・キF-21],東京, 830 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-06-515045-0版元ページ

連日の寝読み本やっと読了。「名前も実体もなかった魔物が、そんな理由で鵼などと云う名で語られ、祀られた」(p. 764)。このプロットは “鵼” そのものだなあ。「この世にはね、不思議なものなど何もないのだよ、関口くん」(p. 791)—— いよっ、京極堂! なお、エンディングは “仁科芳雄だらけ” でした。