2005-01-16から1日間の記事一覧

「本を読むということ」

行く先々で知り合いに会うたびに「よくあれほど本を読めますね」と言われることがある.でもヘビーな読書家と呼ばれる人は世の中にたくさんいるわけで,本を読むことそれ自体に何かしらの価値を置く必要はないと思う.どのようなジャンルの本であるかによっ…

『ダーウィン文化論:科学としてのミーム』ロバート・アンジェ編

(2004年9月7日刊行,産業図書,isbn:4782801491) いわゆる「ミーム本」の多くが“讃美者”の手になるものであるのに対して,本書は〈文化遺伝子〉としての〈ミーム〉がはたして何らかの科学的論議の対象となりえるのかどうかという編者(ならびに執筆者[の…

『飯島耕一・詩と散文・第2巻』

(2001年2月1日刊行,みすず書房,isbn:4622047322). う〜ん,シュールレアリズム詩に格段の関心があるわけではないんだけど,いくら新古書店で売れないからといって,定価「3,500円」をたった「300円」で叩き売ることはないんじゃないの?(それで買えた…