『さむらいウィリアム:三浦按針の生きた時代』

ジャイルズ・ミルトン

(2005年10月25日刊行,原書房ISBN:4562038640



5年ぶりにミルトンの本を手に取った.以前,蘭領東インドの香料をめぐる抗争をテーマにした前著ジャイルズ・ミルトン『スパイス戦争:大航海時代冒険者たち』(2000年12月5日刊行,朝日出版社ISBN:4022575530)の書評を bk1 に書いたことがあった.読みやすく「物語」度の高い伝記を書く作家だとそのとき感じたが,今回の新刊ははたしてどうだろうか.サイモン・ウィンチェスターにしろ,このジャイルズ・ミルトンにしろ,とっても“体力”があるなあ.