増田隆一・阿部永(編著)
(2005年5月25日刊行,北海道大学図書刊行会,ISBN:4832981013)
【目次】
はじめに i
序章 日本の動物地理(阿部 永) 1第I部 分子データで読み解く動物分布境界線再考
第1章 DNAより示唆される北海道産トガリネズミ群集の成立過程(大舘智志) 15
第2章 DNAに刻まれたニホンジカの歴史(永田純子) 32
第3章 ヒグマの系統地理的歴史とブラキストン線(増田隆一) 45第II部 種分化と動物地理
第4章 両生類の地理的変異(松井正文) 63
第5章 琉球列島および周辺離島における爬虫類の生物地理(太田英利) 78
第6章 アジアのネズミ類相の成因に関する時空間要因(鈴木 仁) 94
第7章 齧歯類と線虫による宿主 - 寄生体関係の動物地理(浅川満彦) 111第III部 化石と考古遺物の動物地理
第8章 ニホンイノシシの分布,サイズ,変異(高橋 理) 129
第9章 イノシシの遺伝子分布地図と起源(石黒直隆・渡部琢磨) 143第IV部 山脈と砂漠の動物地理
第10章 土壌環境がモグラの分布を制限する(阿部 永) 161
第11章 シルクロードの動物地理:アカシカのダイナミックな大陸移動(馬合木提 哈力克) 178第V部 飛行への適応と動物地理
第12章 滑空性リス類の進化を探る(押田龍夫) 195
第13章 コウモリ類における地理的変異と動物地理(前田喜四雄) 210
第14章 小コウモリ類超音波音声の地理的変異(松村澄子) 225
終章 これからの動物地理学(増田隆一) 243
引用文献 255
索引 283