『映画の中の本屋と図書館』

飯島朋子

(2004年10月1日刊行,日本図書刊行会,ISBN:4823107853



読了.ネタばらしにならないように,しかも“図書館”と“本屋”が映画のストーリーの中で果たす役回りをうまくピックアップしている.見出しとして取り上げられた映画だけでも50本.それぞれの項目の中で言及されたものも含めれば200本はくだらない.ぼくが知っていたのは,図書館映画だと〈薔薇の名前〉,本屋映画だと〈ノッティングヒルの恋人〉くらいだが,実は他にもたくさんあることがわかる.著者も加わっている「図書館映画メーリングリスト」というのがあって,ときどき燃え上がるそうだ.そういう世界があったのか.続いて続編:飯島朋子映画の中の本屋と図書館・後篇』(2006年4月10日刊行,日本図書刊行会,ISBN:4823106857)に進むことにしよう.