『Rによるやさしい統計学』

山田剛史・杉澤武俊・村井潤一郎

(2008年1月17日刊行,オーム社,xvi+404 pp.,本体価格2,835円,ISBN:9784274067105版元ページ



パソコンで〈R〉を起動しながら,統計学を自習するのに向いている.入門テキストとして使えるかもしれない.全体として入り口の敷居が低いので,手にとるユーザーはきっと多いだろう.どこかの講義で教科書に指定してみようかな.ただ,全編にわたってオブジェクト名に“漢字かな”が多用されているのは一長一短があるかも.




【目次】

第I部 基礎編 1

第1章 R と統計学 3
第2章 1 つの変数の記述統計 37
第3章 2 つの変数の記述統計 55
第4章 母集団と標本 71
第5章 統計的仮説検定 109
第6章 2 つの平均値を比較する 141
第7章 分散分析 159

第II部 応用編 203

第8章 ベクトル・行列の基礎 205
第9章 データフレーム 223
第10章 外れ値が相関係数に及ぼす影響 247
第11章 統計解析で分かること・分からないこと 255
第12章 二項検定 267
第13章 プリ・ポストデザインデータの分析 275
第14章 質問紙尺度データの処理 283
第15章 回帰分析 291
第16章 因子分析 299
第17章 共分散構造分析 309
第18章 人工データの発生 321
第19章 検定の多重性と第1 種の誤りの確率 343
第20章 検定力分析によるサンプルサイズの決定 357


付録A R の情報源 377
付録B 練習問題解答 383
付録C FAQ 393


索引 397