『Mühelose Wissenschaft: Lullismus und Rhetorik in den deutschsprachigen Ländern der Frühen Neuzeit』

Anita Traninger

(2001年刊行,Wilhelm Fink Verlag[Humanistische Bibliothek Reihe I. Abhandlungen: Band 50], München, 296 pp., ISBN:9783770535798目次版元ページ著者サイト

中世ドイツ語圏での「ルルス主義」の浸透を論じた本.ライムンドゥス・ルルスの教義は「記憶術」として中世に伝承され,さまざまな発展を遂げた.本書はこのルルス主義を知識の体系化を目指した一種の「科学」ととらえることにより,その浸透が文化史的に意味するところを考察する.