『迫りくる「息子介護」の時代:28人の現場から』

平山亮

(2014年2月20日刊行,光文社[光文社新書・682],東京,318 pp., 本体価格880円,ISBN:9784334037857版元ページ

【目次】
はじめに 3
《注意! 介護・福祉の現場の方,研究者の方へ》 14


第1章 息子介護の「いま」 —— 統計から見える傾向と、それだけではわからない経験 31



第2章 親の介護と、「妻」との関係 —— 嫁のいる息子が介護者になるとき 41

 (1)「夫が看れば,妻は楽」 —— とはかぎらない 42
 (2)介護する息子と,その「夫婦のカタチ」 53


第3章 「きょうだいではなく、なぜ自分が……」 —— 介護責任をめぐる論理と応酬 83

 (1)男きょうだい:息子介護者にならなかった息子たち 85
 (2)女きょうだい:嫁いだ姉妹との関わり方 103
 (3)「用意周到」な息子はまれである 122


第4章 「息子の看方」とその見方 —— オトコであることの困難と希望 129

 (1)オトコの家事の,オトコの見方 131
 (2)母を介護する男ココロ 146
 (3)父への期待,母への期待 167
 (4)「ミニマムケア」のメリット・デメリット 183
 (5)息子介護者として「仕事を続ける」ことの意味 202


第5章 家族外のネットワーク:家の外で息子が「介護者をする」こと 217

 (1)息子介護者と「職場の人びと」 219
 (2)親の介護と友人関係 238
 (3)地域のネットワーク 265


おわりに 283


解説 もうひとつの「男性学」[上野千鶴子] 296
あとがき 311