「なぜ “理系の本” は書評されないのか?」

2021年8月12日(木)の読売新聞インタビューでは,「なぜ “理系の本” は書評されないのか?」という話題も出た.新聞書評に関して言えば,新刊理系本の情報が潜在的書評者集団に届かないことが大きなハードルで,どうせ献本するなら個人よりは新聞社へ送った方がいいとワタクシは思う.とくに自然誌系の新刊は地方の出版社から出ることが少なくないので,出版されたことさえ知らなかったというケースがよくある.鹿児島の某出版社はその点でとても戦略的で,読売新聞読書委員会ではかなりの高確率でワタクシの手元に着岸した.今もワタクシ個人宛には少なくない冊数の新刊本が届く.もちろん “事前通知” はまったくなくいきなり贈られてくる.それらのご恵贈本はまずは書影を付けてツイートし,読了したら感想もツイートするというのがワタクシの流儀だ.