『時をかける台湾Y字路:記憶のワンダーランドへようこそ』読了

栖来ひかり(2019年10月31日刊行,ヘウレーカ,東京, 246 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-909753-05-2版元ページ

読了.ワタクシの記憶をたどると,本書は読売新聞読書委員会の新刊棚で書評候補本としてピックアップしたものだ.

しかし,たまたま別の台湾本:郭怡青(文)・欣蒂小姐(絵)・侯季然(映像)[小島あつ子・黒木夏兒訳]『書店本事:台湾書店主43のストーリー』(2019年6月27日刊行,サウザンブックス,東京, 432 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-909125-12-5目次版元ページ映像リスト《書店裡的影像詩Ⅰ-日文字幕版》 [YouTube])の読売新聞実書評(2019年10月13日掲載|2019年10月21日公開)が出てしまったのはタイミングが悪かったというしかない.

時をかける台湾Y字路』は台湾の毛細血管みたいな路地に入り込む心地がする.ちょうどいま焦桐[川浩二訳]『味の台湾』(2021年10月18日刊行,みすず書房,東京, xii+376 pp., 本体価格3,000円, ISBN: 978-4-622-09045-8 → 版元ページ)を寝読みしているところなので,こちらの方から見ればタイミングはとてもよかった.