『多田道太郎:文学と風俗研究のあいだ』目次

山田稔黒川創(編)
(2023年12月2日刊行、編集グループSURE、京都, 174 pp., 本体価格2,400円, ISBNなし → 版元ページ

さくっと読了。こういうタイプの大学教員はまちがいなく “野生絶滅” している。


【目次】

第一部 多田道太郎とは何者だったか?[山田稔・荒井とみよ・藤原辰史・黒川創・瀧口夕美・北沢街子

はじめに 9
京大人文科学研究所、鶴見俊輔、「思想の科学」—— 黒川創報告 11
元「脱走兵」の戦後 20
明治学院大学国際学部と加藤典洋 26
現代風俗研究会でのスタンス 33
詩を読む人 37
「親切」の測り難さ 39
惚れ込みと、飽きっぽさ —— 討議の始まり 41
ボードレールは好きだったのか? 49
『物ぐさ道草』で書こうとしたこと 56
じゃまくさい、あとは知らんわ 61
「日本小説を読む会」が大学院だった 73
レトリックがすべて 84
体力のない男 92
異論とスキャンダル 99
小さくて軽いものについて 110
口述筆記のスタイル 115

第ニ部 「崩れ」という姿勢[鶴見太郎黒川創・瀧口夕美]

学部での初講義 121
「脱走兵崩れ」として 126
「忘れる」という美徳 131
「徹底した民主主義者になってほしい」 136
「崩れ」から見る世界 143

 

多田道太郎〉という謎 —— あとがきに代えて[山田稔] 155

 

多田道太郎 略年譜 163
多田道太郎 主な刊行書籍 169