『世界を読み解く科学本:科学者25人の100冊』目次

山本貴光(編)
(2021年11月20日刊行,河出書房新社河出文庫や・44-1],東京, 285 pp., 本体価格940円, ISBN:978-4-309-41852-0版元ページ

三中信宏「生物の分類や進化は科学的に研究できるのか?」(pp. 123-130)を執筆した.本書は2015年に出版された:山本貴光(編)『サイエンス・ブック・トラベル:世界を見晴らす100冊』(2015年3月30日刊行,河出書房新社,東京,215 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-309-25323-7目次版元ページ)の文庫化改訂版だ.


【目次】
はじめに:本を通じたサイエンスの楽しみ ── 山本貴光 3

《Chapter I: 宇宙を探り、世界を知る》

・この世界の究極の姿は何か? ── 多田将 20
・人はなぜ宇宙を探るのか? ── 福井康雄 28
・光より速く進むことは可能か? ── 赤木昭夫 37
・人類はどこまで宇宙を理解したか? ── 大内正己 46
・地球の変動は人類をどう変えたのか? ── 鎌田浩毅 54
・ハチは飛んできたか? ── 大河内直彦 63
・進化とは何か? ── 長沼毅 71

特別寄稿 ポピュラーサイエンス書の素顔 ── 青木薫 79
送り手に聞く[1]科学絵本のアプローチ ── 山形昌也 87
科学本の読み方[1]巨人の肩によじのぼろう 94

《Chapter II: 生命のふしぎ、心の謎》

・心はどこにあるのだろうか? ── 山口創 98
・動物はどんなふうに働いているのか? ── 本川達雄 106
・生物は、細胞は、果たしてどう進化してきたのか? ── 武村政春 115
・生物の分類や進化は科学的に研究できるのか? ── 三中信宏 123
・昆虫は人間の写し鏡か? ── 小松貴 131
・四千年も歴史がある膨大な「医学」を学ぶには、いったいどこから手を付けたらいいのだろう? ── 森皆ねじ子 139
・動物に心があるか? ── 岡ノ谷一夫 147
・『毒物事典』で分かることとは何か? ── 南伸坊 155

送り手に聞く[2]科学館で立ち止まる ── 籔本晶子 164
送り手に聞く[3]科学新書を眺める ── 小澤久 171
科学本の読み方[2]森羅万象に ”仲間” を見つけよう 178
対談 宇宙と海の深い話 ── 矢野創×高井研 1182

《Chapter III: 未来を映す》

・私たちが〈身体性〉を備えるとはどういうことなのか? ── 岡田美智男 198
・科学的な思考とは何か? ── 吉成真由美 207
・未来の医療はどうなるだろうか? ── 鈴木晃仁 216
・卵はどうして「私」になるのか? ── 榎木英介 224
ビッグデータは世界をどう変えるのか? ── 矢野和男 232
・五感で科学を捉えるには? ── 山田暢司 240
・SF小説を書くには? ── 藤井太洋 248
・ロボットは感情を持てるのか? ── 西垣通 256

送り手に聞く[4]理工書書店員の作庭記 ── 小引聡 265
案内人の名著 270

おわりに さらなるサイエンス/ブックのほうへ ── 山本貴光 280