『サイエンス・ブック・トラベル:世界を見晴らす100冊』

山本貴光(編)

(2015年3月30日刊行,河出書房新社,東京,215 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-309-25323-7版元ページ

イーアスつくばのアカデミア書店では,本書の出版に合わせて,紹介されている理系本「100冊」をずらりと並べるブックフェアを企画しているとのこと.

【目次】
ご出発の前に 山本貴光 2

《Chapter I: 宇宙を探り、世界を知る》

・この世界の究極の姿は何か? ── 多田将 12
・人はなぜ宇宙を探るのか? ── 福井康雄 18
・光より速く進むことは可能か? ── 赤木昭夫 25
・人類はどこまで宇宙を理解したか? ── 大内正己 32
・地球の変動は人類をどう変えたのか? ── 鎌田浩毅 38
・ハチは飛んできたか? ── 大河内直彦 44
・進化とは何か? ── 長沼毅 50

 

[特別寄稿]「ポピュラーサイエンス書の素顔」 ── 青木薫 56
[Column]中継点1 子どもの絵本に接近 ── 山形昌也 64
[旅の心得1] 巨人の肩によじのぼろう 70

《Chapter II: 生命のふしぎ、心の謎》

・心はどこにあるのだろうか? ── 山口創 74
・動物はどんなふうに働いているのか? ── 本川達雄 80
・生物は、細胞は、果たしてどう進化してきたのか? ── 武村政春 86
・生物の分類や進化は科学的に研究できるのか? ── 三中信宏 92
・昆虫は人間の写し鏡か? ── 小松貴 98
・四千年も歴史がある膨大な「医学」を学ぶには、いったいどこから手を付けたらいいのだろう? ── 森皆ねじ子 104
・動物に心があるか? ── 岡ノ谷一夫 110
・『毒物事典』で分かることとは何か? ── 南伸坊 116

 

[Column]中継点2 科学館で立ち止まる ── 籔本晶子 124
[Column]中継点3 科学新書を眺める ── 小澤久 130
[旅の心得2] 森羅万象に”仲間”を見つけよう 136
[特別インタビュー] 宇宙と海の深い話 ── 矢野創×高井研 138

《Chapter III: 未来を映す》

・私たちが〈身体性〉を備えるとはどういうことなのか? ── 岡田美智男 154
・科学的な思考とは何か? ── 吉成真由美 160
・未来の医療はどうなるだろうか? ── 鈴木晃仁 166
・卵はどうして「私」になるのか? ── 榎木英介 172
ビッグデータは世界をどう変えるのか? ── 矢野和男 178
・五感で科学を捉えるには? ── 山田暢司 184
・SF小説を書くには? ── 藤井太洋 190
・ロボットは感情を持てるのか? ── 西垣通 196

 

[Column]中継点4 書店で一服。 ── 上村雄太 204

 

案内人の名著 210