増田隆一(編)
(2018年8月15日刊行,東京大学出版会,東京, vi+304 pp., 本体価格4,900円, ISBN978-4-13-060237-2 → 版元ページ)
ご恵贈ありがとうございます.
三中信宏
(2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行(正誤表)|2009年12月18日第3刷刊行(正誤表)|2010年5月10日第4刷刊行(正誤表)|2011年10月7日第5刷刊行(正誤表)|2013年6月28日電子本刊行|2015年4月14日第6刷刊行,講談社[現代新書1849], ISBN:4061498495(ISBN:9784061498495) → 版元ページ|詳細目次|反響録|コンパニオンサイト)
太い秋雨前線が下がってくるらしい:
今日トレ by Tarzan
「愛書家が選ぶ今月の6冊 「鈴木一誌さん」ハンサムなデザインとは? 後編」(2018年9月9日)
以上,2018年9月9日.
三中信宏
(2009年9月20日第1刷刊行/2009年10月8日第2刷刊行/2009年12月3日第3刷刊行/2013年7月26日電子本刊行/2015年5月8日第4刷刊行/2018年1月19日第5刷刊行,講談社[現代新書2014],本体価格800円(税込価格880円),328 pp.,ISBN:9784062880145 → 目次|コンパニオンサイト|版元ページ|残響録)
いつまでも残暑が続く:
今日トレ by Tarzan
「愛書家が選ぶ今月の6冊 「鈴木一誌さん」ハンサムなデザインとは? 後編」(2018年9月9日)
以上,2018年9月9日.
隠岐さや香
(2018年8月24日刊行,星海社[星海社新書・137],東京, 253 pp., 本体価格980円, ISBN:9784065123843 → 目次|版元ページ)
第1章「文系と理系はいつどのように分かれたか?—— 欧米諸国の場合」(pp. 15-78)の末尾(pp. 73-75)に書かれていることは,とても興味深く,また本書全体にとっても大きな意味がある部分だとワタクシは思う:
「確かに、「人文社会」「理工医」の二つに分ける区別は絶対ではない。しかし、諸学は一つとも言えない。そこには少なくとも、二つの違う立場が存在するのではないか、と思うからです。」(p. 73)
「思い出して欲しいのですが、この章ではかなりページを割いて、自然科学と人文社会科学の諸分野が、それぞれの固有の対象を見つけて、宗教や王権から自律していく経緯を描きました。そして、その自律には、主に二つの異なる方向性がみられます。」(pp. 73-74)
「一つは「神の似姿である人間を世界の中心とみなす自然観」から距離を取るという方向性です。それは、人間の五感や感情からなるべく距離を置き、器具や数字、万人が共有できる形式的な論理を使うことで可能になりました。文字通り、「客観的に」物事を捉えようとしたわけです。その結果、たとえば地球は宇宙の中心ではないし、人間は他の動物に対して特別な存在でもないという自然観につながりました。」(p. 74)
「もう一つは、神(と王)を中心とする世界秩序から離れ、人間中心の世界秩序を追い求める方向性です。すなわち、天上の権威に判断の根拠を求めるのではなく、人間の基準でものごとの善し悪しを捉え、人間の力で主体的に状況を変えようとするのです。その結果、たとえば、この世の身分秩序を「神が定めたもの」と受け入れるのではなく、対等な人間同士が社会の中でどう振る舞うべきかをさぐったり、人間にとっての価値や意味を考えたりするための諸分野がうまれました。」(p. 74)
「すなわち、前者にとって、「人間」はバイアスの源ですが、後者にとって「人間」は価値の源泉であるわけです。」(p. 74)
「断言はできませんが、どちらかといえば、前者は理工系、後者は人文社会系に特徴的な態度といえるでしょう。もちろん、経済学の幾つかの学派や、医学のように、どちらともいえない分野もあります。」(p. 75)
「いずれにせよ、両者は共に何らかの権威から自律することで近代的な学問となったのですが、別の方向を向いています。そこには、完全には融合しきれない、違いが残り続けるのではないでしょうか。」(p. 75)
隠岐さや香
(2018年8月24日刊行,星海社[星海社新書・137],東京, 253 pp., 本体価格980円, ISBN:9784065123843 → 目次|版元ページ)
「はじめに」(pp. 1-6)から第1章「文系と理系はいつどのように分かれたか?—— 欧米諸国の場合」(pp. 15-78)までまるまる “試し読み” できる(→ ジセダイ「文系と理系はなぜ分かれたのか - 星海社新書」).もちろん,ワタクシはもう買ってしまったので,pdf をわざわざダウンロードする必要はないんですけど.
旧本録〈leeswijzer: boeken annex van dagboek〉 ※2005年1月9日から2018年9月6日まで
↓
新本録〈leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek〉 ※2018年9月6日以降〜
先月末にアナウンスされた:はてなダイアリー日記「2019年春「はてなダイアリー」終了のお知らせと「はてなブログ」への移行のお願い」(2018年8月30日)をふまえて,ワタクシも長年お世話になったはてなダイアリーからの卒業を決意しました.とりあえず,はてなダイアリーで十年余り続けてきた旧本録〈leeswijzer: boeken annex van dagboek〉 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/ を同名の新しいはてなブログ〈leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek〉 https://leeswijzer.hatenadiary.com/ に移行する作業を開始したことをお知らせします.2005年1月の開設以来,旧本録には6,200あまりもの項目が堆積しています.しかも,いまサイト移行希望者が殺到しているようで,すべての項目の移行完了までには数日かかるかもしれないとのはてな運営サイドからの連絡がありました.とりあえず,この新ブログをオープンしますので,今後ともよろしくよろしく.
インポートが進行中です。しばらくお待ちください。
なお、この画面を閉じてもインポートは進行します。
ただいまインポートが集中しており、記事の件数によっては完了するまでに数日以上かかる場合があります。
阿子島香・溝口孝司(監修)
(2018年10月刊行予定,勁草書房,東京, 本体価格2,700円, ISBN:9784326248490 → 版元ページ)
一昨年に開催された下記イベントを踏まえた論文集:〈ムカシのミライ:プロセス考古学×ポストプロセス考古学〉【日時】2016年6月5日(日)11:00~14:30【場所】一ツ橋・学術総合センター特別会議室(千代田区一橋)【演者】阿子島香・溝口孝司・中尾央.
【目次】
はじめに(井原泰雄) i
第1章 考古学理論との対峙──プロセス考古学とポストプロセス考古学をなぜ議論するのか(中尾央) 1
第2章 [対談]ムカシのミライ:プロセス考古学×ポストプロセス考古学(阿子島香・溝口孝司・中尾央|司会:菅野智則) 21
第3章 プロセス学派とポストプロセス学派の相克をめぐる人類学的布置(大西秀之) 125
第4章 歴史科学としての現代考古学の成立──研究者ネットワークと周辺分野との関係について(三中信宏) 151
第5章 埋蔵文化財にかかわる日々の業務の中で(菅野智則) 169
第6章 プロセス考古学の現在から日本考古学の未来へ(阿子島香) 177
第7章 ポストプロセス考古学フェイズにおける社会考古学──リコメント、あるいは同時代的状況の中で適切に体系的に「温故知新」を行うために(溝口孝司) 197
あとがき(田村光平・有松唯) 233
索引
執筆者紹介
南陀楼綾繁
(2018年8月20日刊行,皓星社,東京, 261 pp., 本体価格1,600円, ISBN:9784774406589 → 版元ページ)
山本貴光
(2018年9月7日刊行,本の雑誌社,東京, 446 pp., 本体価格2,300円, ISBN:9784860114183 → 版元ページ)
【目次】
はじめに 1
第一章 本で世界をマッピング〈テーマ別ブックガイド〉 7
第二章 日々の泡 117
第三章 読むことは書くこと 175
おわりに 315
附録 本との遊び方 321
マジック・アルゴリアリズム宣言 ver.0.32 323
『ルールズ・オブ・プレイ』攻略法 349
バベルの図書館司書便り —— ある一カ月の記録 399
タイトル索引 [440-433]
人名索引 [445-441]
初出一覧 446