山田慶兒(編)
(1995年7月21日初版刊行/2007年10月5日復刊第2刷,思文閣出版,京都,x+350+xiv+2 pp.,本体価格7,500円,ISBN:4784208852[初版]/ISBN:9784784208852[復刊]→ 版元ページ)
下巻では,第V部「渡海」で東アジアの博物学における事物と思想の行き来が論じられているようだ.また,第VI部「考証」では,李時珍『本草綱目』と小野蘭山『本草綱目啓蒙』を題材とする議論が展開されている.
【目次】
まえがき (山田慶兒) iiiIV 施策
徳川吉宗の享保改革と本草 (笠谷和比古) 3
享保改革期の朝鮮薬材調査 (田代和生) 43
徳川吉宗の唐馬輸入 (大庭脩) 78
江戸時代の鳥獣とその保護 (安田健) 103V 渡海
本草学と植物園芸 (白幡洋三郎) 143
海峡の植物園 −ペナンとシンガポール (川島昭夫) 170
イスラム圏の香料薬種商 (三木亘) 197VI 考証
生薬の変遷 −常山について (桜井謙介) 225
小野蘭山本草講義本編年攷 (高橋達明) 261
稲生恒軒・若水の墓誌銘について (杉立義一) 299VII 企図
『本草綱目』を読むためのコンピュータツール (小野芳彦) 331人名索引 [i-vii]
書名索引 [viii-xiv]執筆者紹介