『科学革命とは何か』

都城秋穂

(1998年1月28日刊行,岩波書店,東京,xvi+331+16pp.,本体価格2,500円,ISBN:4000051849版元ページ



【目次】
まえがき

第一部 地質学上の理論の歴史とその思想的・社会的背景

 序章 地球科学、ことに地質学についての予備的な解説
 1 思弁的な地球観から経験的科学へ
 2 地質学の形成とその黄金時代
 3 ライエルの斉一的地球観の意味
 4 社会は自然科学にどんな影響を与えるか

第二部 物理学の哲学はどこまで普遍的か

 5 常識的科学観と古い科学哲学
 6 観察は理論に依存する−常識的科学観の誤り
 7 パラダイム説と科学的研究プログラム説
 8 物理学よりほかの科学の発展過程
 9 プレートテクトニクス革命−パラダイムになる理論とならない理論

第三部 科学理論、科学革命とは何か

10 物理学上の法則と地質学上の法則
11 演繹的階層構造をもつ理論と、複合構造をもつ理論
12 科学理論と科学革命の種類と構造


引用文献
索引