『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(95)

三中信宏

(2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行,講談社[現代新書1849],ISBN:4061498495詳細目次反響録

新年早々ですが−−

ebikusuの博物誌(2008年12月27日)[言及]

http://d.hatena.ne.jp/ebikusu/20081227/1230345625
※「三中さんのGhiselin に対する立場がよくわからない」−【種】があると考えるならばGhiselinの見解から逃げることはできないと思います.かつてのワタシはそうでした.しかし,「種タクソンをもともと想定しないという形而上学」つまり系統樹思考を徹底させれば,Ghiselinの形而上学体系はその輝きが鈍くなるのではないでしょうか.認知科学(とくに分類カテゴリー化の理論)をもっと中心に据えればすむことだと思います.Ghiselin自身がBBS誌の「Categories, life, and thinking」(1981)以来,認知科学への言及をしてきました.ただし,彼の場合は一貫して認知科学ではなく形而上学に軸足を重き起き続けているのでしょう.


伊勢田哲治書評:三中信宏著『系統樹思考の世界』(講談社現代新書)

Nagoya Journal of Philosophy, 第6号, pp. 99-105 (2007)
http://opac.ndl.go.jp/articleid/9264125/jpn?ref=rss
※活字になっていることを今になって知った.どうもありがとうございます.

以上,2009年1月3日午後1時時点.
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