『Биологическая систематика. Эволюция идей』

И.Я. Павлинов, Г.Ю. Любарский

(2011年刊行,Сборник Трудов Зоологического музея МГУ, т.51, 667 pp. + 1 color plate, Товарищество книжных изданий КМК, Москва, ISBN:9785873176854目次 pdf

先月 The Russian Bookstore に注文した本がもう届いた.送り元はサンクト・ペテルブルク.旧ソビエト空軍の戦闘機切手が小包一面にべたべたと貼付けられている.ほぼ700ページもある本文は,図表が少なく,テキストがてんこ盛り.文献リストが70ページ弱,索引だけで30ページもある.しばらく目にしなかったロシア語のキリル文字,ブラウズするのも一苦労.活字体はまあ大丈夫だけど,筆記体(斜体)がかなり心許なくなっている…….ドイツ語のフラクトゥール書体と同じで,読めるように復習しないとダメかもしれない.

全体をざっと見渡してみる(あくまでも「ざっと」だけ……).第1章のイントロに続いて,第2章では民俗分類,第3〜4章で19世紀までの生物体系学の歴史を振り返る.ここまででおよそ150ページ.20世紀の生物体系学論争を論じた次の第5章が最長で200ページあまりある.次の第6章は体系学諸概念の再検討で100ページ超.最後の第7章は植物体系学のケーススタディーとなっている.

【目次】
Foreword 5
1. Introduction 9
2. Folk systematics 24
3. Protosystematics and onset of the scientific systematics 31
4. Maturing of scientific systematics 83
5. The XX Century: fragmentation of ideas 144
6. Development of conceptual framework 364
7. „Another history“: Creation of plant, of botany, and of systematics 471
Subject Index 567
Author Index 628
Literature 653
[Color plate]