『古都の占領:生活史からみる京都 1945‐1952』

西川祐子
(2017年8月25日刊行,平凡社,東京, 4 color plates + 508 pp., 本体価格3,800円, ISBN: 978-4-582-45451-2 → 版元ページ

動線2」の南端に伸びる師団街道から第一軍道そして深草練兵場(現在の龍谷大学深草キャンパスあたり)はワタクシの生地.

【目次】
I 序章 歴史と記憶/忘却 9

第一部 目に見える占領 ―― 地図から読む京都占領 35

II 占領期の京都地図を歩く I ―― 南北動線1,長期占領の布石 37
III 占領期の京都地図を歩く II ―― 南北動線2,占領軍と住民それぞれの生活圏 70
IV 京都市地図を府地図に拡大,動線をのばす 99

第二部 目に見えにくい占領 ―― 「闇」の生産/流通/消費の仕組み 139

V 占領期京都メディア空間 141
VI 生きるために何を売り,何を買うか 1 ―― 物資の闇市/自由市場 185
VII 生きるために何を売り,何を買うか 2 ―― 自分を売る 238
VIII 京都の朝鮮戦争 277
IX 終章 目に見えにくい/目に見えない占領 323


注 375


先行研究解説および文献リスト 391
一. 先行研究解説 392
 I. 連合国軍による日本占領研究について 392
 II. 京都占領研究について 413
二. 文献リスト 426
 I. 日本占領研究参照文献 426
 II. 京都占領研究引用・参照文献 434


年表 450
あとがき ―― 謝辞 499
索引 507