『学術書を読む』目次

鈴木哲也
(2020年10月10日刊行,京都大学学術出版会,京都, 138 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-8140-0301-3版元ページ


【目次】
「学びたいことが学べない」—— 1通のメールから 5

第I部 考える —— 学術書を読む意味

第1章 「現場の哲学」が求められる時代 —— 「専門」の限界 17
第2章 自省作用と創造 —— 専門外0 の学びの機能とその楽しさ 23
第3章 「わかりやすい」からの脱却 33

 

コラム 1 塩漬けにする/補助線を待つ/人に聞く —— 「わからない」ときはどうするか? 42

 

第II部 選ぶ —— 専門外の専門書をどう選ぶか

第4章 「専門外」の四つのカテゴリー 47
第5章 【カテゴリー①】良質の科学史・社会文化史を読む —— 遠い専門外の本を選ぶ 49
第6章 【カテゴリー②】「大きな問い」と対立の架橋 —— 近い専門外の本を選ぶ 59
第7章 【カテゴリー③】古典と格闘する —— 「メタ知識」を育む 71
第8章 【カテゴリー④】現代的課題を歴史的視野から見る本 81

 

コラム 2 学識のある人を慕う,という本選び 85

 

第III部 読む —— 学術書の読書から現代を考える

第9章 博識は「ノオス」を教えない —— 速読・多読は大切か? 89
第10章 知の評価の在り方を変えよう 101
第11章 危機の時代を乗り越えるための知を 119

 

あとがき —— 「対話型専門知」を求めて 123
参照文献 130
索引 136