『写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり』読了

勝廣光
(2019年3月1日刊行,南方新社,鹿児島, 108 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784861243929目次版元ページ

本書の生態写真の数々はとても価値がある.本書では触れられていないが,アマミノクロウサギの “捕食者” であるノネコ防除の対策があまり進んでようでやや心配.五年前に書評した:ウィリアム・ソウルゼンバーグ[野中香方子訳]『ねずみに支配された島』(2014年6月15日刊行,文藝春秋社,東京,カラー口絵 iv + 302 pp., 本体価格1,800円,ISBN:9784163900810書評目次版元ページ)に報告されているバハ・カリフォルニアでのノネコ駆除(第7章)は仕掛け罠とライフル狙撃による “軍事作戦” が功を奏したとのこと.