通崎睦美
(2022年4月30日刊行,集英社インターナショナル,東京, 382 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-7976-7410-1 → 版元ページ)
ご恵贈まことにありがとうございます.通崎さんの “天使突抜本” としては,地元の淡交社から20年前に出た『天使突抜一丁目:着物と自転車と』(2002年12月4日刊行,淡交社,京都, 165 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-473-03728-2 → 版元ページ),同じく10年前の『天使突抜367』(2011年3月14日刊行,淡交社,京都, 143 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-473-03728-2 → 版元ページ)に続く3冊目の最新巻.さあ,これでローカル地名 “天使突抜” ——ふつう誰も読めへんて——は全国メジャーになるか.
【目次】
序 うちの洗濯カゴ 6
第一部 天使突抜の人々 11
照子さんの塩昆布 12花売りのおばさん 38
奥方のレッスン 50
角打ちとヴェルディ 66
還暦越えの生徒さん達 75
満永小百合さんのこと 102
第二部 記憶を紡ぐ 155
三つ子の魂、できあがる 156お前、通崎と結婚せい 175
マリンバ手習い、お寺から 187
ベートーヴェン『交響曲第七番』 200
アンティーク着物に魅せられて 225
私の文章ことはじめ 235
第三部 通崎家の京都百年 265
富山から京都へ 266乾柿と銀杏 288
満洲帰りの少女 308
どちらでも 325
三度の救急車 344
おわりに 374
写真解説 380