『哺乳類の卵:発生学の父、フォン・ベーアの生涯』目次

石川裕二
(2019年5月20日刊行,工作舎,東京, 173 pp., 本体価格2,000円, ISBN:9784875025085版元ページ

“カール・エルンスト・フォン・ベーア萌え” の読者はきっと多くはないだろうなあ.

【目次】
はじめに 4

 

第1章 デリンガー教授との出会い 13
第2章 ロシア生まれのドイツ人 21
第3章 子供時代 29
第4章 高等学校時代 38
第5章 ドルパト大学時代 44
第6章 大学卒業と遍歴修業の旅 55
第7章 デリンガー教授をめぐって 65
第8章 ヴュルツブルク大学―パンダーと発生の研究 75
第9章 ベルリン大学と帰郷 84
第10章 ケーニヒスベルク大学―はじめの数年間 92
第11章 発生の研究 100
第12章 哺乳類の卵の発見 107
第13章 ブルダッハとの不和と主著の出版 116
第14章 ケーニヒスベルク大学―ドイツを去るまでの数年間 127
第15章 ペテルブルク科学アカデミー―ロシアでのベーア 136
第16章 晩年および進化論について 144
第17章 現代に続くベーアの仕事 150

 

索引 [169-166]
おわりに 170

『海外で研究者になる:就活と仕事事情』目次

増田直紀
(2019年6月25日刊行,中央公論新社中公新書・2549],東京, x+253 pp., 本体価格880円, ISBN:9784121025494版元ページ

海外で研究活動を続けるための極意と事例集.国ごとのちがい.海外ラボ立ち上げの苦労と喜び,などなど.これもきっと注目されるにちがいない新刊.

【目次】
はじめに i
第1章 海外の大学で働く? 1
第2章 海外PIになるには 15
第3章 17人に聞いた就活事情 75
第4章 海外の大学での仕事 121
第5章 大学教員生活のお国事情 173
終章 それぞれの道 245
あとがき 250
参考文献 [253-252]

『影の美学:日本映画と照明』目次

宮尾大輔[笹川慶子・溝渕久美子訳]
(2019年6月15日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, vi+324+41 pp., 本体価格5,400円, ISBN:9784815809515版元ページ

「照明(lighting)」という観点から日本映画の歴史をたどる本.また,名古屋大学出版会かっ.原書:Daisuke Miyao 2013. The Aesthetics of Shadow: Lighting in Japanese Cinema. Duke University Press

【目次】
凡例 vi

序章 影の美学とは何か 1

第1章 照明と資本主義 —— 松竹とハリウッド 15

 ハリウッドから来た男 15
 蒲田調とパラマウント調 —— ラスキー・ライティングからスリーポイント・ライティングへ 25
 『情の光』 34
 見やすさと表現の豊かさ —— 新派とハリウッド 37
 「一ヌケ」のスローガンと蒲田調 44
 合理化 —— 松竹の資本主義と近代化 51
 スターの照明法 58

第2章 刀の閃きとスターの輝き —— 松竹と時代劇 65

 時代劇の誕生と刀の閃き 65
 伊藤大輔の時代劇 74
 明るく楽しい松竹時代劇映画 78
 林長二郎、彗星の如く現る —— 時代劇と女性観客 81
 セクシーな時代劇映画へ —— 新しいプロモーションと照明 88
 対話とフォトジェニー —— 林長二郎のスター・イメージと新しい映画観客 105

第3章 ストリート映画 —— 松竹とドイツ 117

 『十字路』—— 松竹の「不純な調和」、時代劇、ストリート映画 118
 光で殺す 127
 蒲田の街 138
 発光する手 140
 視覚について 143
 視覚の光と触覚の光 152
 蒲田調の復活 161

第4章 影の美学 —— 松竹、東宝、日本 167

 闇の奥へ —— 林長二郎から長谷川一夫への変身 167
 黒の凱歌 ——『婦系図』と『川中島合戦』 180
 ハリウッド映画のロー・キー・ライティングの賞賛 198
 写実的精神と日本の崇高 209
 “ハリー”・三村明 —— ハリウッド帰りの東宝の男 226

終章 宮川一夫の映画撮影 251

 日本の美を伝える 251
 「影の美学」の実現 —— 第二次世界大戦期 258
 「影の美学」の再検討 —— 第二次世界大戦後 259
 日本映画と照明 276

 

 注 279
 訳者あとがき 321

 

 参考資料 [13-41]
 図版一覧 [10-12]
 索引 [1-9]

『物語創世:聖書から〈ハリー・ポッター〉まで、文学の偉大なる力』目次

マーティン・プフナー[塩原通緒・田沢恭子訳]
(2019年6月25日刊行,早川書房,東京, 471 pp., 本体価格4,500円, ISBN:9784152098696版元ページ

【目次】
カラー口絵(8 pp.)
はじめに:地球の出 19
文学の世界の地図 34
第1章 アレクサンドロスの寝床の友 36
第2章 宇宙の王 —— ギルガメシュとアッシュールバニパル 60
第3章 エズラと聖書の誕生 84
第4章 ブッダ孔子ソクラテス、イエスの教え 101
第5章 紫式部と『源氏物語』—— 世界史上最初の偉大な小説 139
第6章 千夜一夜をシェヘラザードとともに 163
第7章 グーテンベルク、ルター、新たな印刷の民 190
第8章 『ポポル・ヴフ』とマヤ文化 218
第9章 ドン・キホーテと海賊 243
第10章 ベンジャミン・フランクリン —— 学問共和国のメディア起業家 265
第11章 世界文学 —— シチリア島ゲーテ 289
第12章 マルクスエンゲルスレーニン毛沢東 —— 『共産党宣言』の読者よ,団結せよ! 312
第13章 アフマートヴァとソルジェニーツィン —— ソビエト国家に抗った作家 335
第14章 『スンジャタ叙事詩』と西アフリカの言葉の職人 356
第15章 ポストコロニアル文学 —— カリブ海の詩人デレク・ウォルコット 375
第16章 ホグワーツからインドへ 401

 

謝辞 417
訳者あとがき 419
図版クレジット 43
原注 
索引 

『世界の書店を旅する』目次

ホルヘ・カリオン[野中邦子訳]
(2019年6月20日刊行,白水社,東京, 309+31 pp., 本体価格3,200円, ISBN:9784560096932版元ページ

マンハッタンの〈ストランド書店〉もブエノスアイレスの〈エル・アテネオ・グランド・スプレンディッド書店〉も載っている.

【目次】
はしがき——シュテファン・ツヴァイクの短編小説から出発して 7
1 いつでもひとつの旅 19
2 アテネ 最初の一歩 35
3 世界最古の書店 46
4 〈シェイクスピア・アンド・カンパニー〉 62
5 政治的であるべく運命づけられた書店 84
6 東方世界の書店 108
7 北米——東から西へ 128
8 中南米——北から南へ 155
9 神話の消えたパリ 186
10 チェーン書店 207
11 世界の果ての本と書店 226
12 ショー・マスト・ゴー・オン 240
13 日々の本屋 260

 

エピローグ——バーチャル書店 279

 

訳者あとがき 305
ウェブサイト一覧 [31]
映像作品一覧 [30]
参考文献 [21-29]
索引 [1-20]