『科学哲学 40巻1号』

(2007年7月30日発行, 日本科学哲学会, ISBN:9784411901729 / ISSN:0289-3428)



2006年秋に北海道大学で開催された日本科学哲学会大会での生物学哲学ワークショップに基づく特集〈生物学の哲学の現状と展望〉が掲載されている.ワタクシの原稿が遅くなってしまって申し訳ありませんでした.最新号の目次は学会サイトから公開されている(→ pdf: 150KB).




【目次】

特集 生物学の哲学の現状と展望

 松本俊吉:ワークショップ報告者諸氏の議論への〈補遺〉 1-13
 森元良太:進化論の還元不可能性 15-27
 大塚 淳:結局, 機能とは何だったのか 29-41
 三中信宏:科学哲学は役に立ったか:現代生物体系学における科学と科学哲学の相利共生 43-54
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 因果系列の交叉としての偶然(後藤蔚) 55
 固有名の多義性説と語の存在論(四津雅英) 67
 代表象説のどこが間違っているのか(高村夏輝) 81
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書評
 冨田恭彦著『観念説の謎解き — ロックとバークリをめぐる誤読の論理』
(中釜浩一)
 スティーブン・P・スティッチ著『断片化する理性』 (植原 亮)
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第39回大会(2006年)ワークショップ記録 103