Joseph Felsenstein
(1968年刊行,The University of Chicago Press [Ph.D Thesis], Chicago, 154 pp.)
未見ながら,系統推定におけるベイズ法の適用については,この学位論文がルーツのひとつらしい.Joe Felsenstein や Steve Farris が系統推定の確率モデルを論じた1970年代はじめは,理念としての「尤度主義」と「ベイズ主義」が方々で出現している.1970年代末の:Charles W. Harper, Jr. A Bayesian probability view of phylogenetic systematics. Systematic Zoology, 28: 547-553, 1979 よりも最低10年以上は遡れるということだ.