桐生眞輔
(2019年5月30日刊行,ミネルヴァ書房,東京, vi+272 pp., 本体価格3,500円, ISBN:9784623085071 → 版元ページ)
書名の「文身」のルビは「いれずみ」となっている.
【目次】
はしがき iI 表象の身体——近代と身体
1 美と表象——表現された身体 5
2 人間の価値——身体へのまなざし 19
3 人間のデザイン——そこにある世界 46
4 神霊(かみ)の文身 60
5 烙印(スティグマ)の身体 78
I 注 101II 日本と古代の文身
1 「いれずみ」という言葉 112
2 記紀の間にあるかたち 115
3 割《さく》文身 120
4 「奇《あや》し」の身体 128
5 血の呪飾 137
6 傾きへのまなざし——書き換えられる身体 149
7 結界の身体——直弧文と文身 160
8 東夷の表象——蛟龍の文身 168
9 点面文身——『魏志倭人伝』の本来の姿 178
10 「鯨面」と「黥面」——見えている姿の違い 189
11 倭人文身と饕餮《とうてつ》文の文化 198
12 弧帯文の文身 219
13 日本神話と龍と文身 235
14 縄文・土偶・アイヌ——日本の古代とその文身 241
II 注 259記紀文身資料集 265