H. B. Mann
(1949年刊行, Dover Publications[The Dover Series in Mathematics and Physics], New York, x+198 pp.)
実験計画法の古い本.メインタイトルとサブタイトルの冗長さは何とかしてほしかったな.「analysis」が実に3回も,「variance」と「design」が2回も繰り返されている.
三中信宏
(2018年4月20日刊行,勁草書房[けいそうブックス],東京, 508 pp.[xii+430+lxvi pp.], 本体価格2,700円, ISBN:9784326154517 → コンパニオン・サイト|版元ページ|けいそうビブリオ)
アマゾン・カスタマーレビュー(ちちおみ)
「門外漢には極めて難しい」(2018年8月12日)※「母国語で書かれているにも関わらず、ほとんど理解することが出来ない」「「おきがるに」異分野を垣間見ようという軽薄な動機は脆く崩れ去った」— あらまぁ.
以上,2018年8月19日.
ジョレス・メドヴェージェフ[佐々木洋監訳|名越陽子訳]
(2018年4月25日刊行,現代思潮新社[ジョレス・メドヴェージェフ,ロイ・メドヴェージェフ選集・第3巻],東京, 375+x pp., 本体価格4,200円, ISBN:9784329100047 → 版元ページ)
駒場生協書籍部でのめっけ物.英訳本での削除箇所を復元したロシア語原書からの完全訳とのこと.
【目次】
新しい日本語版への序文 1
序文 23
第二版への序文 25
第1部 論争の第一段階(一九二九年―一九四一年) 27
第1章 ソ連で生物学・農学論争が発生したいくつかの歴史的前提条件 29
第2章 一九三五年から一九三六年の遺伝学および品種改良学の分野における全国的論争の始まり、二つの相反する品種改良学・遺伝学的概念の特徴 44
第3章 一九三七年から一九四〇年の遺伝学論争における第一段階の完成 85
第4章 一九三七年から一九四〇年のソヴィエト医科遺伝学の運命 130
第5章 一九三五年から一九三八年の農学論争事件と遺伝学論争との関係 140第2部 論争の新段階(一九四六年から一九六二年) 159
第1章 戦後期における遺伝学論争の激化 161
第2章 一九四八年のウィリヤムス主義の復活と牧草輪作農法の全国的規模の拡大 202
第3章 遺伝学における二つの学派。理論的局面 215
第4章 実践とは真理の基準である 234第3部 論争の最終段階(一九六二―一九六九年) 293
第1章 一九六二年七月から一九六四年十月までの生物学論争の主な出来事 295
第2章 ルイセンコ主義の終わり。一九六四年十月から一九六九年十二月 323
結論 論争のいくつかの結論と課題 342
あとがき 349
解題 ルイセンコ興亡のドキュメンタリー『生物学と個人崇拝』その完訳日本語版[佐々木洋] 365
人名索引 [i-x]
(2018年9月27日刊行予定,青土社,東京, 本体価格1,400円, ISBN:9784791703562 → 版元ページ)
特集〈図鑑の世界〉「動物、植物、昆虫から恐竜、怪獣、妖怪まで、ジャンルを問わず人々を魅了し続ける、めくるめく図鑑の世界に迫る!」—— 本特集では川上和人さんとの対談と寄稿のふたつの┣┣" を背負っているワタクシ.
三中信宏
(2018年6月1日刊行,技術評論社,東京,239 pp., 本体価格2,300円, ISBN:9784774197531 [紙版]|ISBN:9784774197548 [電子版] → コンパニオン・サイト|版元ページ[紙本]|版元ページ[電子本])
takimasaのバインダー
「統計思考の世界 ~曼荼羅で読み解くデータ解析の基礎」(2018年8月14日)
以上,2018年8月16日.
ジョージ・クブラー[中谷礼仁・田中伸幸訳|加藤哲弘翻訳協力]
(2018年8月20日刊行,鹿島出版会[SD選書・270],東京, 251+xi pp., 本体価格2,400円, ISBN:9784306052703 → 版元トップページ)
原書:George Kubler『The Shape of Time : Remarks on the History of Things』(1962年刊行, Yale University Press, New Haven, xii+136 pp., ISBN:0300001444 [pbk] → 目次|版元ページ|Wikipedia).
【目次】
序文 —— 象徴、形、持続 5
第1章 事物の歴史 13
伝記の限界 23
歴史家の責務 37
現在性の本質 44
自己シグナルと付随シグナル 58第2章 事物の類別 69
形のシークエンス 74
素形物と模倣物 86
つながる位置、時代、そして変化 112第3章 事物の伝播 127
発明と進化 130
模倣 144
廃棄と維持 155第4章 持続の種類 165
速い出来事、遅い出来事 168
時のかたち 189結論 235
発明の有限性 237
形と表現の等価性 242
訳者あとがき 250
人名索引 [viii-xi]
事項索引 [i-vii]
James Franklin
(2001年6月刊行, The Johns Hopkins University Press, Baltimore, xiv+497 pp., ISBN:0801865697 [hbk] → 版元ページ)
ジェームズ・フランクリン[南條郁子訳]『「蓋然性」の探求:古代の推論術から確率論の誕生まで』(2018年5月15日刊行,みすず書房,東京, viii+609+88 pp., 本体価格6,300円, ISBN:9784622086871 → 書評|目次|版元ページ)の原書.さいわいハードカバー版が入手できた.eBook は論外だし,ペーパーバックだと壊れそうなので.
【目次】
Preface ix
1. The Ancient Law of Proof 1
2. The Medieval Law of Evidence: Suspicion, Half-proof, and Inquisition 12
3. Renaissance Law 40
4. The Doubting Conscience and Moral Certainty 64
5. Rhetoric, Logic, Theory 102
6. Hard Science 131
7. Soft Science and History 162
8. Philosophy: Action and Induction 195
9. Religion: Laws of God, Laws of Nature 228
10. Aleatory Contracts: Insurance, Annuities, and Bets 258
11. Dice 289
12. Conclusion 321
Epilogue: The Survival of Unquantified Probability 362
Appendix: Review of Work on Probability before 1660 373
Notes 385
Index 487
渡辺拓也
(2017年7月1日,洛北出版,京都, 506 pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784903127262 → 版元ページ)
こういう本には目がない.学位論文を踏まえて書籍化されたとのこと.
【目次】
はじめに 11
第1章:人夫出し飯場のエスノグラフィー 27
第2章:飯場の生活 147
第3章:飯場の仕事 —— 寄せ場→飯場 223
第4章:飯場の仕事 —— 求人広告→飯場 257
第5章:飯場の労働文化 291
第6章:つくられた「怠け者」、排除の檻 339
第7章:「怠け」の役割、排除の構造 371
第8章:不寛容なコミュニティ —— 淘汰と選別 401
おわりに 439
文献一覧 462
あとがき 482
索引 [505-493]
松原タニシ
(2018年6月26日刊行,二見書房,東京, 255 pp., 本体価格1,400円, ISBN:9784576180977 → 版元ページ)
夜のベッドサイド本に最適.本書はやはり著者の(ちょっとマネしたくない)好奇心の賜物だろうか.人間の心こそ “真怪” なり(井上圓了).
(2018年8月27日刊行予定,青土社,東京, 本体価格1,400円, ISBN:9784791713691 → 版元ページ)
今回の特集は〈考古学の思想〉.ゲラ返送の〆切様は今宵降臨されることを今になって思い出したワタクシってお馬鹿さん(大汗).