2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧
和田幹彦(編) (2005年3月下旬刊行予定,法政大学出版局,ISBN:不明) 法学と進化生物学との関わりについての論考が集められていると予想されます(外れるはずがない).
山下清美・川浦康至・川上善郎・三浦麻子 (2005年3月8日刊行予定,甎TT出版,ISBN:475710149X) やっぱり読むしかないでしょうね.→目次
ウリカ・セーゲルストローレ (2005年2月23日刊行,みすず書房,ISBN:4622071320) 第二部〈社会生物学論争を読み解く〉の第10章「批判者たちの心のうち」と第11章「科学の庭園における攻防」読了.60ページほど.社会生物学の批判者たち(「人民のための科…
Vladimir Nabokov / Brian Boyd, Robert M. Pyle and Dmitri Nabokov (eds.) (2000年,Beacon Press, Boston,ISBN:0807085405 [hbk]) 編者の一人(Robert Boyd)は、ナボコフの決定版伝記(2巻)の著者でもあります(みすず書房から邦訳あり)。鱗翅類学…
Kurt Johnson & Steve Coates (1999年,Zoland Books,ISBN:1581950098) 幼少時からチョウに憑かれていたナボコフは,アメリカ亡命の後,中南米のシジミチョウの専門家として研究業績をあげた。彼は1940年代から1950年代にかけて(『ロリータ』を書く前)…
ウラジーミル・ナボコフ,エドマンド・ウィルソン/サイモン・カーリンスキー(編) (2004年12月20日刊行,作品社,ISBN:4878934859) 書簡集編者による「序文」を読んだだけで,もう十分に錯綜し入り乱れた手紙のやり取りであることが予想される.個人的関…
デボラ・キャドバリー (2001年6月25日刊行,無名舎,ISBN:4895859517) 【書評】※Copyright 2001 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved19世紀恐竜学の先駆者たちの人間模様を生き生きと描く「恐竜」はすでに地球上には実在しない生物であるのに,いまな…
デボラ・キャドベリー (2004年9月刊行,近代文芸社,ISBN:4773371730) この著者デボラ・キャドベリーは,数年前に出版された恐竜本『恐竜の世界をもとめて:化石を取り巻く学者たちのロマンと野望』(2001年6月25日刊行,無名舎,ISBN:4895859517)の著者…
関口一郎 (2004年11月刊行,いなほ書房,ISBN:4434053019) 〈カフェ・ド・ランブル〉店主ご本人による著書の増補版. 農環研の書庫の一隅には「寄贈文庫コーナー」があり,そこはいつも人気がない.先日,そこを徘徊していたとき,たまたま〈湯浅文庫〉で…
森尻純夫 (1990年3月刊行,TBSブリタニカ,ISBN:4484902036) 〈カフェ・ド・ランブル〉に通っていた頃に読んだ本.
嶋中労 (2005年1月20日刊行,中央公論新社,ISBN:4120036030) コーヒーの名店と言われる銀座〈カフェ・ド・ランブル〉,南千住の〈カフェ・バッハ〉,そして吉祥寺〈もか〉の店主をめぐる物語だそうだ.この本の舞台のひとつである銀座〈カフェ・ド・ラン…
ジャン・ルクレール (2004年10月25日刊行,地泉書館,ISBN:4901654411) 中世哲学と書籍文化の母体としての修道院についての本.
R. Nielsen (ed.) (2005年3月刊行予定,Springer Verlag,ISBN:1387223339) この手の本がどんどん増えている.
B. Everitt (2005年1月刊行,Springer Verlag,ISBN:1852338822) 多変量解析のR本はあまりないので重宝するかも.
C. U. M. Smith and Robert Arnott (eds.) (2005年1月刊行,Ashgate Pub.,ISBN:0754636712) エラズマスの人気衰えず.
Michael Begon et al. (2005年5月刊行予定,Blackwell,ISBN:1405111178) さらに「物理的兇器度」アップ?!
Eva Jablonka and Marion J. Lamb (2005年5月刊行予定,The MIT Press,ISBN:0262101076) またもこのペアでの出力か.
Alex Rosenberg (2005年4月刊行予定,Routledge,ISBN:041534316X [hbk] / ISBN:0415343178) どういう意味で「Contemporary」なのか気になる.
Michael Ruse (2005年5月刊行予定,Harvard University Press,ISBN:0674016874) 相変わらず精力的な.
David Grimaldi and Michael S. Engel (2005年6月刊行予定,Cambridge University Press,ISBN:0521821495) 昆虫全体のわたる系統を論じた本らしい.
Richard Dawkins (2004年,Houghton Mifflin,ISBN:0618005838) 700ページほどもある大著.実際に手にするまで,本書が〈系統樹物語〉をテーマとしているとは知らなかった.上の『Assembling the Tree of Life』が系統史の年代記(クロニクル)であるとす…
Joel Cracraft and Michael J. Donoghue (eds.) (2004年,Oxford University Press, ISBN:0195172345) すごく大判でとても重たい.開催直前にあった〈9・11〉にために延期を余儀なくされたアメリカ自然史博物館でのシンポジウムにもとづく論文集.
杉田敦 (2005年1月5日刊行,彩流社,東京, iv+258+12 pp., ISBN:4882029251 → 版元ページ) 読了.「最果て」ということばがぴったりの本.アソーレス[Açores / Azores]諸島の紀行文を通してポルトガルのリスボンが見えてくる.ということは,同じ著者に…
Lawrence A. Hirschfeld (1996年,The MIT Press, ISBN:0262581728) もちろん“人種”もまた認知カテゴリーの対象であることは明らかで,この本は“人種”カテゴリーの認知心理的由来を論じる上で避けては通れないだろう.
Susan A. Gelman (2003年,Oxford University Press,ISBN:0195154061) “分類”をめぐる認知心理学的カテゴリー化を論じた本で,心理学的本質主義(psychological essentialism)の由来を分析している.
竹沢泰子(編) (2005年2月20日刊行,人文書院,京都,ISBN:4409530305 → 目次) 第I部:〈総論〉の論考・「人種概念の包括的理解に向けて」(竹沢泰子,pp. 9-109)と第V部:〈ヒトの多様性と同一性:自然人類学からみる「人種」〉(pp. 435-514)を読了.…
竹沢泰子(編) (2005年2月20日刊行,人文書院,ISBN:4409530305) 【目次】 I. 総論人種概念の包括的理解に向けて(竹沢泰子) 9 1.人種概念を洗い直す 13 2.人種概念の起源をめぐる大論争とその陥穽 20 3.人種概念の三つの位相 28 4.「モンゴロイ…