エリオット・ソーバー著[松本俊吉・網谷祐一・森元良太訳]
(2009年4月20日刊行,春秋社[シリーズ〈現代哲学への招待〉],東京,xii + 446 + 18 pp., 本体価格3,600円,ISBN:9784393323182 → 版元ページ)
【目次】
謝辞 i
凡例 xi
序 1第1章 進化論とは何か 7
1.1 進化とは何か 7
1.2 生物学における進化論の位置づけ 15
1.3 パターンと過程 19
1.4 歴史的特殊と一般法則 31
1.5 進化の原因 39
1.6 生物学と物理学の領域 45
1.7 生物学的説明と物理学的説明 49第2章 創造論 53
2.1 時代錯誤の危険 53
2.2 ペイリーの時計と尤度原理 58
2.3 ヒュームの批判 66
2.4 なぜ自然選択はランダムな過程ではないのか 72
2.5 二種類の類似性 76
2.6 予測に関する等価性の問題 84
2.7 デザイン仮説は非科学的か 91
2.8 科学の不完全性 109第3章 適応度 115
3.1 理想化された生活環 115
3.2 確率の解釈 120
3.3 適応度について調べる二つの方法 135
3.4 トートロジー問題 139
3.5 付随性 147
3.6 有利さと適応度 155
3.7 目的論の自然化 165第4章 選択の単位の問題 177
4.1 階層性 177
4.2 適応と思いがけない利益 192
4.3 部分と全体の分離 197
4.4 紛らわしい議論 203
4.5 実例 211
4.6 相関,コスト,利益 218第5章 適応主義 237
5.1 適応主義とは何か 238
5.2 遺伝が妨げとなるとき 246
5.3 適応主義はテスト不可能なのか 254
5.4 複雑な形質に基づく議論 258
5.5 最適性モデルがあまりにも安易に構築されるなら,基準を厳しくしてやればよい 261
5.6 ゲーム理論 271第6章 体系学 285
6.1 本質主義の死 288
6.2 個物性と種の問題 298
6.3 体系学の三思想 317
6.4 内的な無矛盾性 327
6.5 全体的類似度に基づく系統推定 333
6.6 最節約法と系統推定 342第7章 社会生物学と進化理論の拡張 361
7.1 生物学的決定論 364
7.2 社会生物学はイデオロギー的機能を持っているか 380
7.3 擬人主義対言語的純潔主義 386
7.4 倫理 396
7.5 文化進化のモデル 409
訳注 425
進化論はなぜ哲学の問題となるのか —— 解説とあとがきにかえて(松本俊吉) 429
参考文献 [7-18]
索引 [1-6]