『ぼくは上陸している:進化をめぐる旅の始まりの終わり(下)』

スティーヴン・ジェイ・グールド[渡辺政隆訳]

(2011年8月15日刊行,早川書房,東京,345 pp.,本体価格2,500円,ISBN:9784152092328版元ページ

ご恵贈,どうもありがとうございます.グールドの計10冊に及ぶエッセイ集群(翻訳だとその二倍の20冊になる)はこれにて大団円! もう次はない.思い起こせば,三冊目のエッセイ集:スティーヴン・J・グールド[渡辺政隆三中信宏訳]『ニワトリの歯:進化論の新地平(上)』(1988年10月31日刊行,早川書房,東京,ISBN:415203372X)/スティーヴン・J・グールド[渡辺政隆三中信宏訳]『ニワトリの歯:進化論の新地平(下)』(1988年10月31日刊行,早川書房,東京,ISBN:4152033738)を翻訳してから,すでに20年以上の年月が過ぎてしまった.ワタクシの「グールド棚」も今後はいま以上に占有スペースを拡大しなくてすむのはなんだかとってもカナシイな.

この最終エッセイ集が出たので,彼の業績を振り返ろうとしたのだが,肝心の本が探し物の本が崩落堆積層の中で行方不明になっている…….あ,あったあった:Warren D. Allmon, Patricia Kelley, and Robert Ross (eds.)『Stephen Jay Gould: Reflections on His View of Life』(2009年刊行,Oxford University Press, xiv+400 pp., ISBN:9780195373202 [hbk] → 版元ページ情報目次).この追悼論文集の最後にグールド著作目録が付けられている:Warren D. Allmon (2009) Bibliography: Stephen Jay Gould, pp. 335-379.