アレクサンダー・フォン・フンボルト[木村直司訳]
(2012年2月10日刊行,筑摩書房[ちくま学芸文庫],東京,349 pp., 本体価格1,300円,ISBN:9784480094360 → 版元ページ)
まさか『Ansichten der Natur』の翻訳が文庫で出るとはまったく予想していなかった.筑摩書房,エライっ! 本書の前半でとりあげられている中南米探検については,元の旅行記:アレクサンダー・フォン・フンボルト[大野英二郎・荒木善太訳]『新大陸赤道地方紀行(上・中・下)』(2001年12月20日/ 2002年12月19日/ 2003年9月26日刊行,岩波書店[17・18世紀大旅行記叢書【第II期】第7〜9巻],東京,ISBN:4000088491 / ISBN:4000088505 / ISBN:4000088513)がすでに翻訳されている.ついでに,アレクサンダー・フォン・フンボルト『Kosmos』が日本語で読めるようになるととてもうれしいんだけどなあ(ぜんぜん「ついでに」じゃないけど).