『生き物の描き方:自然観察の技法』

盛口満

(2012年12月5日刊行,東京大学出版会,東京,160 pp., 本体価格2,200円, ISBN:9784130633352版元ページ

東大出版会らしからぬ?本だが,生物の「くらし」と「れきし」,そして生物どうしの「つながり」を絵を通して探ろうという著者の視点はとてもすんなりと染みこんでくる.生き物を描くことは「ウソをつく」ことである,と.「1. ウソは,はっきりとつく./2. ウソのつき方をうまくする./3. ウソはつきとおす」(p. 60).なるほどなるほど.