『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(続43)

三中信宏

(2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行(正誤表)|2009年12月18日第3刷刊行(正誤表)|2010年5月10日第4刷刊行(正誤表)|2011年10月7日第5刷刊行(正誤表)|2013年6月28日電子本刊行,講談社[現代新書1849], ISBN:4061498495ISBN:9784061498495) → 版元ページ詳細目次反響録コンパニオンサイト

新緑の季節が到来:

萎凋桂花の日

No.4 系統樹思考の世界 著;三中信宏」(2017年4月23日)

「今まで読んできた新書(そんな多くはないけど)の中では中々に難解な内容です、抽象的な説明もあるので理解しながら読むのは本当に辛かった」― 本書の書評頻度分布を見ると,ときどき「新書にしては難解だ」というコメントに出会う.ワタクシの新書は,新書のフリをしているだけで,中身的にはハードカバー本と同じなのでけっして消化のいい “流動食” ではありません.『系統樹思考の世界』は400字×450枚ほど書いたので,通常のハードカバー本でも大丈夫だっただろう.しかし,そうすると本体価格で2,000円を超えたにちがいないから,新書フォーマットに詰め込む方が読者のフトコロにはやさしかった.だからこそ予期しない “犠牲者” も出たわけだけど.

以上,2017年4月25日.