『みすゞと雅輔』

松本侑子
(2017年3月1日刊行,新潮社,東京, 399 pp., 本体価格2,000円, ISBN:9784104166022版元ページ

上山雅輔の日記が見つかったのか. 矢崎節夫さんの手になる伝記ではまだよくわからないところがあったのだが,楽しみにしている.仙崎のお墓に参ったのはもう20年以上前のことだった.

【目次】
序章 電報 7
第1章 「カチューシャの唄」 中山晋平 11
第2章 「赤い鳥」 鈴木三重吉 27
第3章 「かなりあ」 西條八十 44
第4章 「片恋」 北原白秋 68
第5章 「金の鈴」 上山正祐 76
第6章 「芝居小屋」 金子みすゞ 91
第7章 関東大震災 114
第8章 「大漁」 金子みすゞ 124
第9章 「沼」 島田忠夫 155
第10章 結婚 178
第11章 『ジャン・クリストフロマン・ロラン 207
第12章 芸妓花千代 234
第13章 「映画時代」 古川緑波 257
第14章 『東京行進曲』 菊池寛 288
第15章 「鯨法会」 金子みすゞ 317
第16章 『復活』 トルストイ 361
終章 朝日丸 388
主要参考文献 394
雅輔の直筆資料について 396
謝辞 399