『辞書編集、三十七年』

神永曉
(2018年12月10日刊行, 草思社,東京, 295 pp., 本体価格1,800円, ISBN: 978-4-7942-2370-8 → 版元ページ

かの『日本国語大辞典』編集長の自伝.

【目次】
はじめに 3

 

序章 辞書編集者になるまで 19
第1章 「辞書編集者」とは何者か? 33
第2章 辞書編集者の仕事とは? 61
第3章 思い出の辞書たち 81
第4章 「ことばの専門家」に鍛えられた日々 121
第5章 辞書と「塀の内側」の深い関係 151
第6章 辞書編集者,「方言」の世界に挑む 167
第7章 なぜ,ことばの “誤用例” を集めるのか 197
第8章 読者との交流が辞書を育てる 213
第9章 辞書の「印刷・製本」の現場より 237
第10章 「辞書引き学習」で全国行脚 253
第11章 辞書以外の世界で「ことばの面白さを伝える」 269

 

おわりに 286

『謎のカラスを追う:頭骨とDNAが語るカラス10万年史』

中村純夫
(2018年12月6日刊行,築地書館,東京, 12 color plates + 268 pp., 本体価格2,400円, ISBN:9784806715726版元ページ

これまた読売新聞読書委員会で着弾した本.ひょっとして「カラス本」って最近流行ってる?

【目次】
カラー口絵(12 pp.)
プロローグ North to Sakhalin 4

 

第1章 初めての樺太【サハリン】 17
第2章 南北1000キロの島を一往復したカラス採集行 49
第3章 ご破算 121
第4章 コンコルドの失敗か? 137
第5章 頭骨小変異と係数倍で謎が解けた 209
第6章 学際協力 231

 

エピローグ ハシボソガラスのサクセス・ストーリー 250

 

論文で使用した5枚の図表 256
謝辞 264
発表論文・著作リスト 266
索引 [268-267]

『中世思想原典集成 精選1:ギリシア教父・ビザンティン思想』

上智大学中世思想研究所(編訳・監修)
(2018年11月9日刊行,平凡社平凡社ライブラリー・874], 東京, 662 pp., 本体価格2,400円, ISBN:9784582768749版元ページ

昨日,初めて出席した読売新聞読書委員会の席上,ワタクシのところに(ほぼ予想通り)流れ着いた1冊.「とりあえず読んでみてください」と言われたものの,ほんとうに読み通せるのか(>ワタクシ).そうこうするうちに,来年早々には次の巻が出るぞ:上智大学中世思想研究所(編訳・監修)『中世思想原典集成 精選2:ラテン教父の系譜』(2019年1月刊行予定,平凡社平凡社ライブラリー・877], 東京, 本体価格2,400円, ISBN:9784582768770版元ページ).

『Der Zoo der Anderen: Als die Stasi ihr Herz für Brillenbären entdeckte & Helmut Schmidt mit Pandas nachrüstete』

Jan Mohnhaupt
(2017年2月刊行, Carl Hanser Verlag, München, ISBN:9783446255043版元ページ

つい最近翻訳された:ヤン・モーンハウプト[黒鳥英俊監修|赤坂桃子訳]『東西ベルリン動物園大戦争』(2018年9月18日刊行,CCCメディアハウス,東京, 374 pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784484181080目次版元ページ|監訳者記事)のドイツ語原書.本書はドイツが東西に分裂していた冷戦時代を “動物園” という視点から眺めたユニークな本だ.

【目次】
Prolog: Über Tiermenschen 11
1. Krieg und Krokodilschwanzsuppe 19
2. Tierparkfieber 47
3. Der vierte Mann 77
4. Panda und Prestige 105
5. Jäger und Sammler 137
6. Große Pläne, kleine Fische 177
7. Eine Insel mit zwei Bären 199
8. Der Sturz des grauen Riesen 229
Epilog: Alte Männer, neue Zeiten 263

 

Was wurde aus ...? 275

 

Danksagung 281
Bildnachweise 283
Quellenverzeichnis 285
Register 295

『A Natural History of Beer』

Rob DeSalle and Ian Tattersall
(2019年2月刊行予定,Yale University Press, New Haven, ISBN:9780300233674 [hbk] → 版元ページ

ワインを論じた前著:Ian Tattersall and Rob DeSalle『A Natural History of Wine』(2015年10月刊行,Yale University Press, New Haven, ISBN:9780300211023 [hbk] → 版元ページ)に続く新刊はビールの博物誌.DeSalle はアメリカ自然史博物館の昆虫学者で分子系統学に通じている.Tattersall は著名な人類学者.

『記憶術全史:ムネモシュネの饗宴』

桑木野幸司
(2018年12月10日刊行,講談社講談社選書メチエ・689],東京, 348 pp., 本体価格2,000円, ISBN:9784065140260版元ページ

【目次】
プロローグ ムネモシュネの饗宴──開宴の辞 7
第1章 記憶術の誕生 15
第2章 ルネサンスの記憶術 43
第3章 忘却術とイメージの力 77
第4章 天国と地獄の記憶──ロッセッリ『人工記憶の宝庫』 103
第5章 饒舌なる記憶──デル・リッチョ『記憶術』の世界 151
第6章 テクストの中の宇宙──チトリーニ『ティポコスミア』が描き出す建築的情報フレーム 195
第7章 混沌の森から叡智の苑へ──デル・リッチョの記憶術的理想庭園 235
第8章 記憶術の黄昏──シェンケルの「方法的」記憶 279
エピローグ 終わらない宴 307

 

注 317
書誌 323
あとがき 343

『The Correspondence of Charles Darwin, Volume 26: 1878』

Frederick Burkhardt et al. (ed.)
(2018年12月刊行,Cambridge University Press[Series: The Correspondence of Charles Darwin], Cambridge,xliv+768 pp.,ISBN:9781108475402 [hbk] → 版元ページDarwin Correspondence Project

※今月出たばかりのダーウィン書簡集最新刊.ダーウィン書簡集は1985年に第1巻が出て以来,33年が経過した.残るはあと4巻かな.

『鉛筆と人間』

ヘンリー・ペトロスキー[渡辺潤・岡田朋之訳]
(1993年11月10日刊行,晶文社,東京, 391+xv pp., ISBN:4794961421

すでにヘンリー・ペトロスキー[忠平美幸訳]『フォークの歯はなぜ四本になったか:実用品の進化論』(1995年11月20日刊行,平凡社,東京, 350 pp., ISBN:458253211X)とヘンリー・ペトロスキー[池田栄一訳]『本棚の歴史』(2004年2月10日刊行,白水社,東京, 287+xi pp., ISBN:456002894)はすでに読んでいたが,それらに先立つ本書をやっと手にした.

【目次】
はじめに 9

 

1. 忘れられた道具 12
2. 「鉛の筆」の謎 25
3. 鉛筆前史 35
4. 木製鉛筆の登場 48
5. イギリスの石墨発見 63
6. 現在の鉛筆はフランスでつくられた 81
7. ドイツの鉛筆職人 94
8. アメリカの鉛筆開拓者 106
9. 森の職人 H・D・ソロー 120
10. ロンドン万博で行われた実験 143
11. ドイツのブランド合戦 162
12. アメリカ発の鉛筆工場 182
13. 世界鉛筆戦争 202
14. 芯を支える木 216
15. 技術者が心の中で描くもの 233
16. 折れない芯 257
17. 鉛筆削りとシャープペンシル 275
18. レーニンが認めた米国のビジネスマン 296
19. 競争、恐慌、そして戦争 310
20. 鉛筆先進国と後進国 323
21. 完ぺきな鉛筆 337
22. どこにでもあるモノの物語 358

 

付録A コ・イ・ノア鉛筆会社の「鉛筆製造法」より 369
付録B 鉛筆のコレクション 372

 

訳者あとがき[渡辺潤] 384
索引 [i-xv]