2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『「三代目」スタディーズ:世代と系図から読む近代日本』

鈴木洋仁 (2021年2月20日刊行,青土社,東京, 261+ix pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-7917-7355-8 → 版元ページ)ご恵贈まことにありがとうございました.澁澤栄一よりも澁澤敬三が好きなワタクシとしては「三代目」はとてもキャッチーです. “蟲” 一匹…

『路上のポルトレ —— 憶いだす人びと』

森まゆみ (2020年11月20日刊行,羽鳥書店,東京, 328 + iv pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-904702-83-3 → 版元ページ)ワタクシは千駄木に棲んでいたころ,本書にも登場する地域雑誌『谷中・根津・千駄木』編集者の山崎範子さんに学位論文の清書を手伝っ…

『オランダ絵画にみる解剖学:阿蘭陀外科医の源流をたどる』

フランク・イペマ,トーマス・ファン・ヒューリック[森望,セバスティアン・カンプ訳] (2021年1月7日刊行,東京大学出版会,東京, iv+274 pp., 本体価格5,800円, ISBN:978-4-13-086061-1 → 版元ページ)ずっしり重いフルカラー本.黄金時代のオランダでは…

『西洋音楽の正体:調と和声の不思議を探る』

伊藤友計 (2021年2月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・744],東京, 237 pp., 本体価格1,750円, ISBN:978-4-06-522738-1 → 版元ページ)

『『論語』:孔子の言葉はいかにつくられたか』

渡邉義浩 (2021年2月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・743],東京, 305 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-06-522379-6 → 版元ページ)

『神話・寓意・徴候』

カルロ・ギンズブルグ[竹山博英訳] (1988年10月15日刊行,せりか書房,東京, 365 pp.)イタリア語の原書:Carlo Ginzburg『Miti, emblemi, spie: Morfologia e storia』(1986年刊行, Giulio Einaudi editore [Piccola Biblioteca Einaudi 567], Torino,…

『Data-Centric Biology: A Philosophical Study』目次

Sabina Leonelli (2016年11月刊行, The University of Chicago Press, Chicago, iv+275 pp., ISBN:978-0-226-41647-2 [pbk] → 版元ページ)【目次】 Introduction 1Part One: Data Journeys1 Making Data Travel: Technology and Expertise 131.1 The Rise …

『Bau und Leben der Rhinogradentia』

Harald Stümpke (1964年刊行, Gustav Fischer Verlag, Stuttgart, vi+85 pp.)ハラルト・シュテュンプケ[日高敏隆・羽田節子訳]『鼻行類 : 新しく発見された哺乳類の構造と生活』(1987年4月25日刊行,思索社,東京, vi+118 pp., ISBN:4-7835-0145-9)の…

『科学で大切なことは本と映画で学んだ』

渡辺政隆 (2021年2月10日刊行,みすず書房,東京, 221 pp., 本体価格3,300円, ISBN:978-4-622-08978-0 → 版元ページ)科学エッセイ集新刊.ご恵贈どうもありがとうございました.「ぼくは,書評もエッセイの一ジャンルと考えている」(p. 220).

『生態学のための階層モデリング:RとBUGSによる分布・個体数量・種の豊かさの統計解析』

Marc Kery,J. Andrew Royle[深谷肇一・飯島勇人・伊東宏樹監訳|飯島勇人・伊東宏樹・奥田武弘・長田穣・川森愛・柴田泰宙・高木俊・辰巳晋一・仁科一哉・深澤圭太・深谷肇一・正木隆訳] (2021年2月15日刊行,共立出版,東京, 32 color plates + xl + 75…

『絶対に面白い化学入門:世界史は化学でできている』

左巻健男 (2021年2月16日刊行,ダイヤモンド社,東京, 390 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-478-11272-4 → 版元ページ)

『上方落語ノート・第四集』

桂米朝 (2020年7月14日刊行,岩波書店[岩波現代文庫・文芸322],東京, xvi+301 pp., 本体価格1,180円, ISBN:978-4-00-602322-5 → 版元ページ)

『上方落語ノート・第三集』

桂米朝 (2020年6月16日刊行,岩波書店[岩波現代文庫・文芸321],東京, xviii+271 pp., 本体価格1,120円, ISBN:978-4-00-602321-8 → 版元ページ)

『上方落語ノート・第二集』

桂米朝 (2020年4月16日刊行,岩波書店[岩波現代文庫・文芸320],東京, xviii+319 pp., 本体価格1,240円, ISBN:978-4-00-602320-1 → 版元ページ)

『上方落語ノート・第一集』

桂米朝 (2020年3月13日刊行,岩波書店[岩波現代文庫・文芸319],東京, xvi+283 pp., 本体価格1,120円, ISBN:978-4-00-602319-5 → 版元ページ)

『データ分析のためのデータ可視化入門』

キーラン・ヒーリー[瓜生真也・江口哲史・三村喬生訳] (2021年1月26日刊行,講談社[実践Data Scienceシリーズ],東京, 365 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-06-516404-4 → 版元ページ|サポートページ)

『科学哲学からのメッセージ:因果・実在・価値をめぐる科学との接点』

松王政浩 (2020年11月30日刊行,森北出版,東京, viii+373 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-627-97351-0 → 版元ページ)

『あなたはこうしてウソをつく』

阿部修士 (2021年1月27日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・300],東京, viii+134 pp., 本体価格1,300円, ISBN: 978-4-00-029700-4 → 版元ページ)

『空飛ぶヘビとアメンボロボット:動物たちのスゴ技から生まれたテクノロジー』

ディヴィッド・フー[的場知之訳] (2020年12月30日刊行,化学同人,京都, iv+286 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-7598-2061-4 → 版元ページ)

『ウナギが故郷に帰るとき』

パトリック・スヴェンソン[大沢章子訳] (2021年1月25日刊行,新潮社,東京, 267 + iv pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-10-507241-4 → 版元ページ)『モービー・ダック』みたいな「人生重ね合わせサイエンス本」なのかな.

『人文的、あまりに人文的:古代ローマからマルチバースまでブックガイド20講+α』

山本貴光・吉川浩満 (2021年1月22日刊行,本の雑誌社,東京, 300 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-86011-451-0 → 版元ページ)カバージャケットのイラストがほんわかと.

『「顔」の進化:あなたの顔はどこからきたのか』

馬場悠男 (2021年1月20日刊行,講談社[ブルーバックス・B-2159],東京, 270 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-06-522231-7 → 版元ページ)

『それはあくまで偶然です:運と迷信の統計学』

ジェフリー・S・ローゼンタール[石田基広監修|柴田裕之訳] (2021年1月25日刊行,早川書房,東京, 461 pp., 本体価格2,300円, ISBN:978-4-15-209995-2 → 版元ページ)

『鼻行類 : 新しく発見された哺乳類の構造と生活』

ハラルト・シュテュンプケ[日高敏隆・羽田節子訳] (1987年4月25日刊行,思索社,東京, vi+118 pp., ISBN:4-7835-0145-9)本書はかつてワタクシの書棚に “いた” はずなのに,今世紀に入ってからとんと見かけなくなった.必要があって探しているのだが,ナ…

『地図づくりの現在形 :地球を測り、図を描く』

宇根寛 (2021年1月8日刊行,講談社[講談社選書メチエ・741],東京, 251 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-06-522384-0 → 版元ページ)最近「測地学」とか「地図作成」の新刊が多くないですか.

参照表現あれこれ

原稿執筆時に「上述したように」とか「前章で説明したが」とかつい書いてしまうクセがワタクシにはあるようだ.しかし,読者にとってはこういう参照表現はきっとイライラのもとになるにちがいない.ましてや「賢明な読者ならおわかりだろうが」などと書くの…

『ポジティブ心理学:科学的メンタル・ウェルネス入門』

小林正弥 (2021年1月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・742],東京, 301 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-06-522230-0 → 版元ページ)

『WAYFIDING 道を見つける力:人類はナビゲーションで進化した』

M・R・オコナー[梅田智世訳] (2021年1月20日刊行,インターシフト,東京, 415 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-7726-9571-8 → 版元ページ|コンパニオンサイト|文献リスト[pdf])生得的なナビゲーションといえば,ハロルド・ギャティ[岩崎晋也訳](2…

『農の原理の史的研究:「農学栄えて農業亡ぶ」再考』目次

藤原辰史 (2021年1月30日刊行,創元社[叢書パルマコン・03],東京, 357 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-422-20295-2 → 版元ページ)「農学栄えて農業亡ぶ」と言われればおそるおそる手に取るしかないな.それにしても,ふじはらさん,最近ものすごくた…

『Statistical Inference as Severe Testing: How to Get Beyond the Statistics Wars』目次

Deborah G. Mayo (2018年9月刊行,Cambridge University Press, Cambridge, xvi+486 pp., ISBN:978-1-107-05413-4 [hbk] → 版元ページ)メイヨーさんの統計学本はどれも “破壊力” がありそうで. ハードカバー版をあえて買ったのはいざというときに投げr(…