『産む身体を描く: ドイツ・イギリスの近代産科医と解剖図』

石原あえか(編)

(2012年4月近刊,慶應義塾大学出版会[慶應義塾大学教養研究センター選書・11],東京,ISBN:9784766419337版元ページ

内容は:第1章「イェーナ=ヴァイマル:イェーナ大学附属産院と専属絵画教師 詩人ゲーテとその周辺」(石原あえか)・第2章「ドレスデンカール・グスタフ・カールス 科学と芸術の融合」(眞岩啓子)・第3章「イギリスからの視座 表象としての「解剖図」」(横山千晶).ドイツのロマン科学派の代表的 Naturphilosoph のひとりだった Carl Gustav Carus の絵は Kassel の美術館で見た記憶がある.いまから十年以上も前のことだ.1999年の Tagebuch Göttingen を確認したら, Carus の絵(風景画だった)を見たのは確かにグリム兄弟博物館(Brüder Grimm Museum Kassel)だった.Kassel に寄り道したのは Hennig XVIII に参加するため Göttingen に滞在していたときだ.個人的なドイツ体験はほとんどないのだが,Göttingen は機会があればもういちど行きたいなあ.