慶應義塾大学教養研究センター・鈴木晃仁(編)/小松和彦・上野直人(著)
(2011年10月31日刊行,慶應義塾大学出版会[極東証券寄附公開講座・生命の教養学VII],東京,ii+261 pp., 本体価格2,400円, ISBN:9784766418941 → 版元ページ)
前回の〈生命の教養学〉講座の単行本化.きのう日吉でいただきました.この叢書としては構成が異色で,文化人類学者・小松和彦と発生生物学者・上野直人の「対談」を軸としてまとめられた一冊.妖怪とヒトの「monstrosity」が全編を貫くキーワードだ.
【目次】
【鈴木晃仁】 3
異形のトポグラフィ 5
【小松和彦】 21
? 文化人類学と構造主義 23
? 異人・異界 53
? 物語・絵巻 103
[まとめ]「異」という言葉にこだわって 131
【上野直人】 135
? 発生と遺伝子 137
? 生物のかたちづくりの戦略 181
? かたちづくりの異常と多様性 213
[まとめ]かたちをどう捉えるか 227
参考文献 245
図版一覧 247
付録 253