『改訂新版・科学論の展開:科学と呼ばれているのは何なのか?』

A・F・チャルマーズ[高田紀代志・佐野正博訳]

(2013年4月10日刊行,恒星社厚生閣,東京,本体価格2,700円,ISBN:9784769913009版元ページ

10年前のポパー研究会論文集への寄稿で引用したのは1983年の第2版だった.第2版から30年ぶりの改訂ということか.版元ページには「ベイズ主義の科学論、新実験主義、科学法則とは何かをめぐる議論、実在論反実在論の論争などの新たな展開を加え」と書かれている.第2版(1982)の翻訳は翌年に速攻で出たのに,今回の第3版の翻訳出版はタイムラグが大きい.