『食から描くインド:近現代の社会変容とアイデンティティ』目次

井坂理穂・山根聡(編)
(2019年2月21日刊行,春風社,横浜, 391+iv pp., 本体価格3,700円, ISBN:9784861106330版元ページ

ここのところとても高い確率で「食」の本を手にしていることが多いのはなぜだろーか.

【目次】
序章 食から描くインド―近現代の社会変容とアイデンティティ井坂理穂) 9

I 食からみる植民地支配とナショナリズム

第1章 一九世紀後半の北インドにおけるムスリム文人と食―郷愁と動揺(山根聡) 53
第2章 インドのイギリス人女性と料理人―植民地支配者たちの食生活(井坂理穂) 87
第3章 ナショナリズムと台所―二〇世紀前半のヒンディー語料理書(サウミヤ・グプタ、上田真啓 訳) 117
第4章 現代「インド料理」の肖像―はじまりはチキンティッカー・マサーラーから(山田桂子) 145

II 食をめぐる語り

第5章 一口ごとに、故郷に帰る―イギリスの南アジア系移民マイノリティの紡ぐ食の記憶と帰属の物語(浜井祐三子) 199
第6章 買う・つくる・味わう―現代作家が描く食と女性(小松久恵) 229

III 変動する社会と食

第7章 もの言う食べ物―テランガーナにおける地域アイデンティティと食政治(山田桂子) 273
第8章 飲むべきか飲まぬべきか―ベンガルール市でのフィールドワークから(池亀彩) 301
第9章 ハラール食品とは何か―イスラーム法とグローバル化(小杉泰) 341

 

あとがき 387
執筆者紹介 390
索引 [i-iv]