高野秀行
(2016年4月25日刊行,新潮社,東京, 8 color plates + 351 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784103400714 → 版元ページ)
この本が届く前に:横山智『納豆の起源』(2014年11月25日刊行,NHK出版[NHK Books 1223],東京, 8 color plates + 317 pp., 本体価格1,500円, ISBN:9784140912232 → 目次|版元ページ)を読了しておくべきだったのだが,世の中そうは問屋が卸さない.両手に花ならぬ両手に本.困った……(´・_・`)
納豆の食文化史本を紐解くと,本棚の奥から:中尾佐助著作集の重い第I巻『農耕の起源と栽培植物』と第II巻『料理の起源と食文化』がごそごそ動き出してもう収拾がつかなくなる.
【目次】
カラー口絵(8 pp.)
プロローグ 日本は納豆後進国なのか? 5
第1章 納豆は外国のソウルフードだった!? チェンマイ/タイ 15
第2章 納豆とは何か 37
第3章 山のニューヨークの味噌納豆 チェントゥン/ミャンマー 47
第4章 火花を散らす納豆ナショナリズム タウンジー/ミャンマー 71
第5章 幻の竹納豆を追え! ミッチーナ/ミャンマー 103
第6章 アジア納豆は日本の納豆と同じなのか,ちがうのか 121
第7章 日本で『アジア納豆』はできるのか 長野県飯田市 139
第8章 女王陛下の納豆護衛隊 パッタリ/ネパール 155
第9章 日本納豆の起源を探る 秋田県南部 189
第10章 元・首狩り族の納豆汁 ナガ山地/ミャンマー 219
第11章 味噌民族 vs. 納豆民族 中国湖南省 251
第12章 謎の雪納豆 岩手県西和賀町 277
第13章 納豆の起源 303
エピローグ 手前納豆を超えて 336
謝辞 342
参考文献 348