何敬堯[甄易言訳]
(2022年6月26日刊行,原書房,東京, 333 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-562-07184-5 → 版元ページ)
原書の目次を参照しながら訳書の詳細目次を記す.
【目次】
序文 妖怪を求めて島を巡る——台湾妖鬼神怪の魔幻世界 9
北部 21
奇景一 剣潭の魚精と龍怪 22奇景二 月裡 大稻埕の古井戸魔女 27
奇景三 蟾蜍精と妖怪退治 32
奇景四 老公仙祖 十四份埤の生贄 37
奇景五 鶯歌の妖鳥伝説 42
奇景六 菁桐古道の魔神仔洞 46
奇景七 基隆七号室猟奇殺人事件 51
奇景八 石爺が孝行息子を救う 55
奇景九 風水大戦 雌鶏とムカデの戦い 59
奇景十 鯉魚精の毒殺 63
奇景十一 鄭崇和の墓の伝説 67
奇景十二 古書の中の妖怪絵画 71
奇景十三 植物が変化して妖鬼となる 81
奇景十四 鬼怪に対抗する必殺技 88
奇景十五 食いしん坊妖怪の正体 93
中部 99
奇景十六 葫蘆墩を守る馬と兎 100奇景十七 端午節の行事 穿木屐、躦鯉 105
奇景十八 金星石珠 美人魚の贈物 110
奇景十九 人をさらう幽霊船 113
奇景二十 水害をもたらす鯰精 118
奇景二十一 サオ族の過去 アカギの樹と獠牙精の戦い 123
奇景二十二 日月潭の人魚タクラハ 128
奇景二十三 高潮を起こした臭聾王爺 133
奇景二十四 豬娘娘廟の黒皮夫人 136
奇景二十五 水牛厝の牛将軍廟 140
奇景二十六 奇怪に出会った男 143
奇景二十七 收驚舗で教えを乞う 148
奇景二十八 聴暗掛は当たるのか 152
奇景二十九 台日妖怪フィギュアコンテスト 157
奇景三十 七月には鬼門が開く 159
南部 161
奇景三十一 林投姐の復讐記 162奇景三十二 陳守娘、幽霊となって不当な扱いを訴える 168
奇景三十三 呂祖廟の偽焼金 175
奇景三十四 石母宮の鄭母奇石 183
奇景三十五 白馬がもたらした財宝 187
奇景三十六 石獅子の三兄弟 192
奇景三十七 墾丁のオランダ王女 196
奇景三十八 椅仔姑 少女の心は私だけが知っている 201
奇景三十九 恐怖の童謡 鬼神を降霊させる郷土遊戯 205
奇景四十 庶民の想像力 外方紙 210
奇景四十一 庶民の想像力 十殿図 215
奇景四十二 烏鬼の招待 219
東部 223
奇景四十三 鯉魚精と山猫精の戦い 224奇景四十四 美崙山の巨人アリカカイ 229
奇景四十五 七星潭の青石妖怪 235
奇景四十六 羅山村の四つの宝物 239
奇景四十七 鯨に乗って女人国から逃げる 244
奇景四十八 花蓮の幽霊屋敷 松園別館 248
奇景四十九 七腳川の大樹の下の鬼火 251
奇景五十 慶修院の病を治す石碑 256
奇景五十一 猫将軍爺 猫の魂が天神となる 260
奇景五十二 龍銀飛銭の足跡を追う 266
奇景五十三 台湾鬼怪史略述 271
離島 279
奇景五十四 蘭嶼島の悪霊イメージ 280奇景五十五 椰油部落の人食いタコ 286
奇景五十六 魔鬼が棲む五孔洞 291
奇景五十七 仙女と巨人の物語 296
奇景五十八 七美人の女魂花 302
奇景五十九 鷹塔と魑魅魍魎碑 307
奇景六十 龍女と妖鱷の悲恋 312
訳者あとがき 318
図版クレジット [328]
参考文献 [333-329]