〈確率と情報の科学〉第I期(全15巻)

甘利俊一・麻生英樹・伊庭幸人(編)

岩波書店版元ページ

この叢書には,ぼくが書くべき巻(『生命のかたちをはかる:生物形態の数理と統計学』)もエントリーされている.最初に企画が立てられてからもう3年近くが過ぎているので,やっぱりどーにかしないとなあ.と思いつつ,届いた新刊(『カーネル多変量解析』)をぱらぱらしていたら,はさみこまれた編集部からの手紙がはらりと落ちてきて,そこには「来年には先生の本を出版できるよう……」と.ひー.※見るんじゃなかったぁ(汗).

【全巻構成】
○ 多変量解析と因果推論:「統計入門」の新しいかたち(狩野裕)
○ 調査観察データの統計科学:因果推論・選択バイアス・データ融合(星野崇宏 )
○ データ解析のための統計モデリング入門(久保拓弥)
○ テキストモデリング:階層ベイズによるアプローチ(持橋大地)
カーネル多変量解析:非線形データ解析の新しい展開(赤穂昭太郎)
帰納推論機械:確率モデルと計算アルゴリズム(田邉国士)
強化学習:理論と実践(石井信)
○ 確率モデルと知識処理(佐藤泰介・亀谷由隆)
○ 確率モデルのグラフ表現とアルゴリズム(池田思朗)
○ 符号理論と統計物理(田中利幸)
○ 乱数生成と計算理論(小柴健史)
○ 情報幾何入門:エントロピーダイバージェンス(江口真透)
○ 正定値行列の情報幾何:多変量解析・数理計画・制御理論を貫く視点(小原敦美・土谷隆)
○ マイクロアレイ解析で探る遺伝子の世界(伊藤陽一)
○ 生命のかたちをはかる:生物形態の数理と統計学三中信宏