〈統計学へのお誘い本リスト(6-September-2011版)〉

 →最新版(24-October-2012版)にアップデートしました.[12 November 2012] new

大学での講義や統計研修の受講生から,「統計学の参考図書を紹介してほしい」との依頼があったので,下記のような「お誘い本リスト」をつくってみた(→ pdf版:Version 6-September-2011).ほぼすべて日本語の本のリストである.“門前”から“門”までの「参道」がやや長い気がするが,そこは気の迷いや逡巡が憑いてまわる相手のために,ということでご容赦いただきたい.また,いったん“入門”してしまった後は,統計手法ごとにそれぞれ特化したより適切な本(中級書以上)がきっとあると思うが,下のリストはまったく網羅的ではない.個人的に,生物系・農学系の学生や研究員を相手に講義をする機会が多いので,リストの最初の方はできるだけ“数式汚染”されていない統計本を中心に挙げてある.なお,統計ソフトウェア〈R〉に関する参考書のより広範なリストは,日本語R掲示板である〈RjpWiki〉の中にある「R本リスト」を参照すれば最新情報が得られるだろう.下記の内容についてご意見やご指摘がありましたらご連絡ください.

  1. 門前でまだ迷っている人のための入門書

  2. 統計学科学史と科学哲学

  3. ヴィジュアル系統計学入門書

    • 市原清志『バイオサイエンスの統計学:正しく活用するための実践理論』(1990年2月刊行,南江堂,ISBN:4524220364
    • 市原清志・岩本美江子『カラーイメージで学ぶ統計学の基礎』(2006年10月刊行,日本教育研究センター,ISBN:4890261230
  4. 入門の覚悟を決めた人のための本

  5. Rを片手に統計修行

  6. すでに入門してしまった人のための次なる本(線形モデルまわり)

    • Michael J. Crawley著[野間口謙太郎・菊池泰樹訳]『統計学:Rを用いた入門書』(2008年5月刊行,共立出版,xiv+344 pp.,本体価格4,300円,ISBN:9784320018570目次版元ページ
    • Alan Grafen,Rosie Hails著[野間口謙太郎・野間口眞太郎訳]『一般線形モデルによる生物科学のための現代統計学−あなたの実験をどのように解析するか−』(2007年1月30日刊行,共立出版,ISBN-13:978-4-320-05639-8→情報版元ページ
  7. ややイノチ懸け系な数理統計学

  8. たまにはベイズもいかが?

  9. 実例ごりごり系な大御所エンサイクロペディア

  10. なお余力がある人は統計科学の最前線へどうぞ!

    • 甘利俊一・竹内 啓・竹村彰通・伊庭幸人(編)〈シリーズ・統計科学のフロンティア[全12巻]〉(2002年〜2005年[完結],岩波書店版元ページ
    • 甘利俊一,麻生英樹,伊庭幸人(編)〈シリーズ・確率と情報の科学[第I期・全15巻]〉(2008年〜[刊行中],岩波書店版元ページ

「※」印の本は,新刊での入手は現在不可能と思われる.


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         Version 8-October-2010

         Version 26-April-2010

         Version 17-October-2008
         Version 11-November-2006