『Die Grundlagen des natürlichen Systems, der vergleichenden Anatomie und der Phylogenetik: Theoretische Morphologie und Systematik I』

Adolf Remane

(1952年刊行,Akademische Verlagsgesellschaft Geest & Portig K.-G., Leipzig, vi+400 pp.)

正式タイトルは『自然の体系,比較解剖学ならびに系統学の基礎:理論体系学と体系学・第1巻』.たまたま初版本がベルリンの Antiquariat Thomas Haker から出品されていたのでオンライン発注していた.届いた古書は,もともと Zoologisches Institut, Universität des Saarlandes の図書館からの処分本(蔵書番号 Nr. 299).この初版は400ページあるのに,1956年の改訂版は360ページしかない.目次をざっと比較したかぎりでは,基本構成はまったく変わっていないようだ.ただ,改訂版の方が活字が小さいので,そのせいでページ数が減ったのかもしれない.だから,テキストの可読性は初版の方が高いということだ.