米本昌平
(2010年9月10日刊行,書籍工房早山,東京,474 pp.,本体価格4,200円,ISBN:9784904701225 → 版元ページ)
【目次】
序 単純な主張,大がかりな説明 9第I部 近現代の科学における生命論 —— 『種の起原』後を同時代視する
はじめに 21
第1章 十九世紀生物学の思想 —— 大因果論化の時代 31
第2章 ヘッケル『一般形態学』忘れられた科学的世界観 —— 形態学の因果論化 55
第3章 実験発生学の成立 —— 因果論的思考の純化 127
第4章 因果論的遺伝仮説の結晶 —— ワイズマン仮説 141
第5章 染色体・遺伝子説の成立 155
第6章 ドリーシュ『有機体の哲学』 —— 貶められた生命論 165
第7章 二〇世紀科学的生命観と新生気論 255
第8章 論理実証主義からの攻撃 267
第9章 死者に鞭打つ —— 思想版ニュルンベルク裁判 285第II部 抽象生物学への長い道
第10章 進化論の反転世界 —— ニウラディズム 319
第11章 生而上学基礎論考 363
第12章 ニウラディック認識論 383
第13章 ポスト反生気論の時代の生命論 403