『藤田嗣治:本のしごと』

林洋子

(2011年6月22日刊行,集英社集英社新書ヴィジュアル版 024-V],東京,254 pp.,ISBN:9784087205978版元ページ

帰路車中読書本.前著:林洋子『藤田嗣治:手しごとの家』(2009年11月22日刊行,集英社集英社新書ヴィジュアル版 015-V],東京,206 pp.,ISBN:9784087205190版元ページ)に続く第二弾.うわぁ,オーラがぜんぜんちがうぞー.本人も装幀も.

【目次】
はじめに 3


序曲 —— 藤田の装幀観と,ある奇書 15

第一幕 美しい本 —— 愛書都市パリ,挿絵本との出会い 23

間奏曲 I 前奏としての絵手紙 49

第二幕 記憶の中の日本 —— 一九二〇年代パリの寵児 55

間奏曲 II 「画家にして版画家」としての藤田 105


幕間 洋行のエクゾティズム —— 一九三〇年代初頭の中南米の記憶 115

間奏曲 III 画家の本棚 —— 旧蔵書を解剖する 123


第三幕 記憶の中のフランス —— 一九三〇年代日本のニーズ 133

間奏曲 IV やっぱり,猫! 173

第四幕 洋行文士と藤田 —— 戦時下の日本での協働,そして 183

終曲 —— 本という小さな展示空間で 225


おわりに 232


藤田嗣治略年譜 237
主要参考文献 242
本書で触れた〈本のしごと〉書誌データ [253-248]
所蔵一覧・写真提供・扉図版など 254